非課税所得(読み)ヒカゼイショトク(その他表記)non-taxable income

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精選版 日本国語大辞典 「非課税所得」の意味・読み・例文・類語

ひかぜい‐しょとくヒクヮゼイ‥【非課税所得】

  1. 〘 名詞 〙 所得のうち、法律上課税対象から除外される所得。傷病者や遺族恩給年金、学術研究奨励金など。⇔課税所得

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非課税所得」の意味・わかりやすい解説

非課税所得
ひかぜいしょとく
non-taxable income

税法上課税されない所得。法人税法所得税法を通じて課税除外所得に関する規定があり,厳密には,(1) 納税義務者が欲するならば課税除外所得としての法律効果を与えるという免税所得(納税義務者の申告,申請による),(2) 法律により当然に課税除外所得として認められるものの二つに分けられる。まず法人税法7条では,内国公益法人(各種共済組合,その連合会,研究所,振興会などの団体が含まれる)など,または人格のない社団などの各事業年度の所得のうち,収益事業から生じた所得以外の所得および清算所得には法人税を課さないとしている。また 4条3項では,公共法人(地方公共団体,日本放送協会,多数の独立行政法人など)は納税の義務がないものとされるので,所得があっても非課税とされる。所得税法では 9条で非課税所得として恩給,年金,通勤手当当座預金利子などが列挙されている。(→所得税法人税

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