須藤石(読み)すどうせき(その他表記)sudoite

日本大百科全書(ニッポニカ) 「須藤石」の意味・わかりやすい解説

須藤石
すどうせき
sudoite

粘土鉱物で、緑泥石グループの鉱物一種白色土状でハロイサイトモンモリロン石など白色の粘土鉱物と外観上区別できない。最初ドイツの古生代ペルム紀(二畳紀)の変質した凝灰岩中から発見され、当時の東京教育大学教授で鉱物学者の須藤俊男(としお)(1911―2000)にちなんで命名された。日本では熱水変質を受けた酸性凝灰岩、火砕岩中に産する。また黒鉱鉱床の母岩中にも産する。

松原 聰]


須藤石(データノート)
すどうせきでーたのーと

須藤石
 英名    sudoite
 化学式   Mg2(Al,Fe3+)3(AlSi3O10)(OH)8
 少量成分  Li
 結晶系   単斜
 硬度    2~2.5
 比重    2.7
 色     白
 光沢    土状
 条痕    白
 劈開    一方向に完全
       (「劈開」の項目を参照

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