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顔示数 がんしすう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

顔示数
がんしすう

ヒトの顔の幅と高さの割合を百分率で示す数値であり,人類学上顔型を表わす重要な方法の一つ。顔の幅は頬骨弓幅を用い,顔高は額の生えぎわから下顎中央下端までを用いるものを相貌学顔示数,鼻前頭縫合中点 (鼻根) から下顎中央下端までを用いるものを形態学顔示数と呼ぶ。形態学顔示数では 84.0未満を広顔型 (フィリピン人 81.3) ,84.0~87.9を中顔型 (エジプト人 86.3) ,88.0以上を狭顔型 (ロシア人 88.0,スイス人 89.4) と区分している。頭骨に用いる J.コルマンの顔示数は,生体における形態学顔示数に相当するものである。同一集団内の変異が大きく,この値をすぐに人種系に結びつけることはできない。

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世界大百科事典 第2版の解説

がんしすう【顔示数 facial index】

顔面高を顔面幅で割った値で,顔面の広狭を表す数値。頭蓋骨では顔面高(前頭骨鼻骨の境界点Nasionから下顎骨の正中下縁Gnathionまで)を頰骨弓幅(左右の頰骨弓が側方に突出した点を結ぶ幅径)で割った値を顔示数という。またNasionから上側歯槽の最前点Prosthionまでの高さを上顔高といい,これを用いて上顔示数を算出する。上顔示数の数値によって広上顔型(49.9未満),中上顔型(50.0~54.9),狭上顔型(55.0以上)に分類する。

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