日本歴史地名大系 「願誓寺」の解説 願誓寺がんせいじ 新潟県:両津市椎泊村願誓寺[現在地名]両津市椎泊椎泊(しいどまり)集落のほぼ中央にある。真宗大谷派、広普山と号し、本尊阿弥陀如来。「佐渡国寺社境内案内帳」には、天正一二年(一五八四)の開基とある。元禄五年(一六九二)の願誓寺書上(当寺蔵)によると、須藤順慶が寺屋敷(てらやしき)の地名のある真木の水上(まきのみずかみ)に道場をかまえ、顕如から絵像の本尊を受け、天正一二年には教如より木像の本尊を受けたという。 願誓寺がんせいじ 茨城県:久慈郡大子町大子村願誓寺[現在地名]大子町大子押(おし)川右岸の平地にあり、真宗大谷派で醍醐山と号し、本尊は阿弥陀如来。寺伝によると元禄元年(一六八八)祐利の開基。祐利は西金(さいがね)村川野辺家の出身で高徳の僧として知られ、当時小生瀬(こなませ)村水根(みずね)から引寺して建てたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by