デジタル大辞泉 「飛込む」の意味・読み・例文・類語 とび‐こ・む【飛(び)込む】 [動マ五(四)]1 身をおどらせて中へはいる。はずみをつけて勢いよくはいる。「プールに―・む」2 進行してくる列車などの前に身を投げ出す。「電車に―・んで死ぬ」3 突然はいり込む。急いではいる。かけこむ。「財布を落として交番に―・む」4 積極的に仕事や事件にとりくむ。「渦中に―・む」「実社会に―・む」5 思いもよらない物事が突然やって来る。急にはいって来る。舞い込む。「うれしいニュースが―・む」「仕事が―・む」[類語]駆け込む・転がり込む・滑り込む・突っ込む・躍り込む・逃げ込む 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「飛込む」の意味・読み・例文・類語 とび‐こ・む【飛込】 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 身をおどらせてその中にはいる。勢いよくはいる。おどり込む。[初出の実例]「クヮケツ〈略〉クヮケツ ニ tobicomu(トビコム)」(出典:日葡辞書(1603‐04))「とびこもふ共する、かみの両袖へ、両の足を一つづつ入させて」(出典:虎明本狂言・引敷聟(室町末‐近世初))② 突然はいり込む。急いではいる。かけ込む。[初出の実例]「ある百姓家へとびこんで雨具をかしてくれとたのむと」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉二)③ 事件・事業などの中に進んではいり込む。みずから進んで事件と関わりを持つ。身を投じる。[初出の実例]「さうか。大変な家へ飛込んだものだな」(出典:ひかげの花(1934)〈永井荷風〉七)④ 思いもよらない物事が突然自分の方にやってくる。舞い込む。[初出の実例]「雑誌を見てゐた魔利の目に、(柿の葉には〈略〉に特効がある)といふ記事が飛び込んだ」(出典:薔薇くひ姫(1976)〈森茉莉〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例