逃込む(読み)ニゲコム

デジタル大辞泉 「逃込む」の意味・読み・例文・類語

にげ‐こ・む【逃(げ)込む】

[動マ五(四)]
逃げて、ある場所へ入り込む。「雨に降られて軒下へ―・む」
競技などで、逃げ切って勝ちをおさめる。「僅差きんさで―・む」
[類語]逃げる逃れる免れる逃げ出す逃げ去る逃げ回る逃げ迷う逃げ惑う逃げ延びる落ち延びる逃げ切るずらかる後ろを見せる逃走遁走逃亡逃避駆け込む飛び込む転がり込む滑り込む突っ込む躍り込む隠れるひそしのもぐまぎれる紛れ込む潜伏せんぷくする隠伏する韜晦とうかいする身を隠す・身をひそめる・人目を盗む人目を忍ぶ人目を憚る人目を避ける逃げ隠れ鳴りを潜める雲隠れ亡命

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逃込む」の意味・読み・例文・類語

にげ‐こ・む【逃込】

  1. 〘 自動詞 マ行五(四) 〙
  2. 逃げてある所に入りこむ。
    1. [初出の実例]「アクタウ ガ ニニン niguecôde(ニゲコウデ) イテ ゴザル ヲ」(出典:天草本平家(1592)二)
    2. 「あの娘は慥か此座敷へ迯げ込んだは」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)
  3. 競技などで、相手に追いつかれないで逃げ通して勝つ。にげきる。

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