馬場信春(読み)ばばのぶはる

改訂新版 世界大百科事典 「馬場信春」の意味・わかりやすい解説

馬場信春 (ばばのぶはる)
生没年:1513-75(永正10-天正3)

戦国時代の甲斐武将。民部少輔,美濃守。旧名教来石(きようらいし)景政。馬場氏は甲斐の名族であったが,虎貞が武田信虎の怒りに触れ切腹して家が絶えたので,晴信(信玄)の命により信春が家を継いだ。彼は信虎,晴信,勝頼の3代に仕えて軍功が多く,後に武田の四臣に数えられた。長篠の戦では勝頼に退却を進言したがいれられず,討死した。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「馬場信春」の解説

馬場信春(1) ばば-のぶはる

1514-1575 戦国-織豊時代の武将。
永正(えいしょう)11年生まれ。甲斐(かい)武田氏家臣天文(てんぶん)15年(1546)侍大将となり,馬場虎貞の代で断絶した家を武田晴信(信玄)の命で再興。信虎,信玄,勝頼の3代につかえる。のち譜代家老衆にすすむが,天正(てんしょう)3年5月21日長篠(ながしの)の戦いで戦死。62歳。本姓は教来石(きょうらいし)。名は別に氏勝,政光,信房,信勝。

馬場信春(2) ばば-のぶはる

?-? 織豊時代の武将。
馬場信春(信勝)の子。甲斐(かい)武田氏の家臣。天正(てんしょう)10年(1582)織田信長武田勝頼(かつより)を攻めたとき,信濃(しなの)(長野県)深志城防戦。城を脱出して甲斐天目(てんもく)山にのがれた勝頼に合流しようとしたが長坂長閑らにはばまれ,身をかくしたという。名は昌房とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の馬場信春の言及

【ポピュラー音楽】より

…このルンドゥーはブラジルより前にペルーヘ,アフリカから奴隷によって伝えられたものだとする説もある。キューバでは1800年ごろにハバネラhabanera(発音はアバネーラ)が生まれ,19世紀中葉にヨーロッパにも伝えられた。ルンドゥーもハバネラも付点8分音符と16分音符を組み合わせた軽く跳ねるリズム感をもち,ポルトガルもしくはスペインの音楽にアフリカ的リズム感を加味したものと考えられるが,これがその後のラテン・アメリカの音楽の基調となったといってよく,19世紀半ばにブラジルで生まれた器楽の音楽ショーロも,19世紀末にアルゼンチンのブエノス・アイレスで生まれた踊りの音楽タンゴも,このリズムがもとになっている。…

【ポピュラー音楽】より

…このルンドゥーはブラジルより前にペルーヘ,アフリカから奴隷によって伝えられたものだとする説もある。キューバでは1800年ごろにハバネラhabanera(発音はアバネーラ)が生まれ,19世紀中葉にヨーロッパにも伝えられた。ルンドゥーもハバネラも付点8分音符と16分音符を組み合わせた軽く跳ねるリズム感をもち,ポルトガルもしくはスペインの音楽にアフリカ的リズム感を加味したものと考えられるが,これがその後のラテン・アメリカの音楽の基調となったといってよく,19世紀半ばにブラジルで生まれた器楽の音楽ショーロも,19世紀末にアルゼンチンのブエノス・アイレスで生まれた踊りの音楽タンゴも,このリズムがもとになっている。…

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