デジタル大辞泉 「高ナトリウム血症」の意味・読み・例文・類語 こうナトリウム‐けっしょう〔カウ‐ケツシヤウ〕【高ナトリウム血症】 血液中のナトリウム濃度が正常値を超えて上昇した状態。下痢・嘔吐・発熱等による脱水、水分の摂取不足、利尿薬の服用、尿崩症などで起こる。血漿浸透圧が上昇し、悪化すると痙攣・昏睡・脳機能不全などを起こすことがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高ナトリウム血症」の意味・わかりやすい解説 高ナトリウム血症こうナトリウムけっしょうhypernatremia 血液中のナトリウム濃度が異常に高い状態。脱水症で発汗が多いとき,高温環境における作業や水分の摂取不足,高張食塩水を注射したとき,副腎皮質刺激ホルモン (ACTH) や副腎皮質ホルモンの長期投与によって尿細管のナトリウム再吸収が増加したとき,などに起る。皮膚や粘膜の乾燥,血圧低下,頻脈などの脱水症状が現れる。また,体内にナトリウムが増加すると,水分を蓄積させるため,浮腫が生じる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
栄養・生化学辞典 「高ナトリウム血症」の解説 高ナトリウム血症 血漿のナトリウム濃度が異常に高い状態もしくはそれによってもたらされる症状.アルドステロン過剰,食塩の過剰摂取などが原因となる. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報 Sponserd by