高福寺(読み)こうふくじ

精選版 日本国語大辞典 「高福寺」の意味・読み・例文・類語

こうふく‐じカウフク‥【高福寺】

  1. 高知市長浜町にある雪渓寺の古称。臨済宗妙心寺派。延暦年間(七八二‐八〇六)、空海創建。鎌倉初期に慶雲寺と改め、慶長四年(一五九九)に雪渓寺と改めた。

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日本歴史地名大系 「高福寺」の解説

高福寺
こうふくじ

[現在地名]野迫川村大字今井

野迫川村の北部高野山に至る旧街道沿いに位置する。高野山真言宗今井いまいのほとんどが檀家で、紀州高野山本覚ほんがく院の管理下にあり、法事などの時は本覚院から僧を迎えるという。本尊の伝薬師如来坐像(県指定文化財)は榧の一木造で、平安時代前期の作。右手指先を欠失しているが、左手の第一指・第二指を捻じていることから、この仏像はもと来迎印を結んだ阿弥陀如来像ではないかといわれている。


高福寺
こうふくじ

[現在地名]春日井市松本町

松永山と号し、曹洞宗。本尊は観世音菩薩。円福寺寄進田帳(円福寺蔵)に、天文八年(一五三九)のこととして「公事物廿文高福寺ヘ毎年納所」とある。寺書上(徇行記)に「境内七畝歩御除地、此寺草創由来ハ不知、開山ハ天文二癸巳年没ス」とある。

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