…黒江漆器も江戸時代の初期からすでに有名で,幕末期には全国から黒江に漆器商人が集まり,賃稼職人も約2000人いるほどに栄えた。高野紙は高野山麓の高野紙十郷が恵美須講を結んで自主統制をしながら生産した。備長(びんちよう)炭は姥目樫を1000℃以上の高温で焼いて生産し,たたけば金属音がする上質の炭で,江戸・大坂等でも焼物や料理などに重宝された。…
※「高野紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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