鳥人カルト(読み)ちょうじんカルト

世界大百科事典 第2版の解説

ちょうじんカルト【鳥人カルト】

南太平洋,東ポリネシアのイースター島で19世紀半ばまで行われた社会的,経済的,呪術・宗教的祭礼。毎年8月から10月にかけて同島南西沖のモトゥ・ヌイ小島に産卵にくるクロアジサシの卵を最初に手に入れようと,各部族の長はホプと呼ばれる特別の召使を小島に送って競い合う。勝者には鳥人のタイトル〈タンガタ・マヌ〉が与えられ,1年間タブーとなって,鳥人となった者は特別の小屋に住み,同島の宗教的儀式をつかさどる。これはイースター島の創造神マケマケの化身とみなされるためである。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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