鶴沢藤蔵(読み)ツルザワ トウゾウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鶴沢藤蔵」の解説

鶴沢 藤蔵
ツルザワ トウゾウ


職業
義太夫節三味線方(文楽)

専門
人形浄瑠璃,三味線

本名
尾崎 保男

別名
前名=鶴沢 清二郎

生年月日
明治36年 1月31日

出生地
大阪府 大阪市天満

経歴
大正2年3代目鶴沢清六に入門し、鶴沢清二郎を名乗る。3年文楽座に出座。昭和元年7代目竹本源太夫養子となり、文楽座では7代目豊竹駒太夫や4代目竹本大隅太夫を弾いた。戦後分裂では三和会に属し、27年文楽座に復帰する。27年鶴沢藤蔵を襲名し、紋下・豊竹山城少掾相三味線となった。著書に「文楽の人形と三味線」。

没年月日
昭和40年 1月21日 (1965年)

家族
養父=竹本 源太夫(7代目),長男=竹本 綱太夫(9代目),孫=鶴沢 清二郎(義太郎節三味線方)

親族
女婿=竹本 住太夫(7代目・義太夫節太夫)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鶴沢藤蔵」の解説

鶴沢藤蔵(2代) つるざわ-とうぞう

1965- 昭和後期-平成時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
昭和40年4月生まれ。義太夫節の9代竹本源大夫の長男,初代鶴沢藤蔵の孫。昭和51年10代竹沢弥七門にはいり,5代鶴沢清二郎を襲名。53年鶴沢清治門にはいる。58年初舞台。平成23年2代鶴沢藤蔵を襲名。同年ポーラ賞奨励賞。父源大夫の相三味線をつとめる。24年「近松物の復曲演奏や義太夫節の実演解説,埋もれた作品の復曲出演などの功績」で芸術院賞。本名は尾崎一良(いちろう)。

鶴沢藤蔵(初代) つるざわ-とうぞう

1903-1965 大正-昭和時代の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
明治36年1月31日生まれ。7代竹本源太夫の養子。3代鶴沢清六門人。昭和27年鶴沢藤蔵を名のり豊竹山城少掾(やましろのしょうじょう)の三味線方をつとめた。昭和40年1月21日死去。61歳。大阪出身。本名は尾崎保男。初名は鶴沢清二郎。著作に「文楽の人形と三味線」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

20世紀日本人名事典 「鶴沢藤蔵」の解説

鶴沢 藤蔵
ツルザワ トウゾウ

大正・昭和期の義太夫節三味線方(文楽)



生年
明治36(1903)年1月31日

没年
昭和40(1965)年1月21日

出生地
大阪・天満

本名
尾崎 保男

別名
前名=鶴沢 清二郎

経歴
大正2年3代目鶴沢清六に入門し、鶴沢清二郎を名のる。3年文楽座に出座。昭和元年7代目竹本源太夫の養子となり、文楽座では7代目豊竹駒太夫や4代目竹本大隅太夫を弾いた。戦後の分裂では三和会に属し、27年文楽座に復帰する。27年鶴沢藤蔵を襲名し、豊竹山城少掾の相三味線となった。著書に「文楽の人形と三味線」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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