黄龍

世界遺産情報 「黄龍」の解説

黄龍

黄龍(おうりゅう)は、成都の北約400kmの四川省羌族自治州にあります。棚田のような池と青い水が美しい観光地で、世界遺産に指定されています。地表に露出した石灰岩層が侵食され、溶けた石灰が堆積して形成された大小の池が棚田状に約3,400個、約7kmにもわたって連なっています。それぞれの池は、水深光線、見る角度などその条件の違いによって微妙に色合いが異なり、神秘的な美しさを見せます。黄龍では、黄金に輝く龍の鱗のような艶やかな岩肌を眺めながらハイキングを楽しむことができます。

出典 KNT近畿日本ツーリスト(株)世界遺産情報について 情報

百科事典マイペディア 「黄龍」の意味・わかりやすい解説

黄龍【こうりゅう】

中華人民共和国四川省にある湖沼群。このあたり地下水には,大量の石灰岩が含まれるため,乳白色結晶として土に付着して畦(あぜ)のようになり,池が傾斜に沿って段々畑のように連なっている。3400にのぼるといわれる池があり,最奥にある五彩池は,沈殿物や光の加減で,晴れた日は深い青色に,曇りの日は白みがかった水色に変化する池である。1992年世界自然遺産に登録。

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