デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒川亀玉」の解説
黒川亀玉(初代) くろかわ-きぎょく
享保(きょうほう)17年10月28日生まれ。狩野(かのう)休真らにまなぶ。のち清(しん)(中国)の沈南蘋(しん-なんぴん)にあこがれて花鳥画をえがき,南蘋派の代表的画家とされた。宝暦6年6月25日死去。25歳。江戸出身。名は安定。字(あざな)は子保。通称は観五郎。別号に商山処士など。代表作に「芭蕉(ばしょう)孤鶴図」。
黒川亀玉(2代) くろかわ-きぎょく
宝暦4年生まれ。江戸の人。初代黒川亀玉の養子といわれるが,初代の実弟説もある。花鳥画や山水画を得意とした。文化11年1月25日死去。61歳。本姓は松田。名は英。字(あざな)は士雲。通称は左膳。別号に松蘿館。