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黒田亮 くろだりょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黒田亮
くろだりょう

[生]1890. 新潟,南魚沼
[没]1947. 岐阜
心理学者。東京帝国大学卒業。京城帝国大学教授。動物心理学の分野で世界的に知られる。晩年東洋の心理学に関心を向け,1933年『の研究』を発表,「意識」に対する独自の「覚」心理学を展開した。ほかに,仏教心理学を論じた『唯識心理学』 (1944) ,中国の心理学史を初めて体系づけた『支那心理思想史』 (48) などの著作がある。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

黒田亮 くろだ-あきら

1890-1947 大正-昭和時代前期の心理学者。
明治23年1月30日生まれ。旧制新潟高教授などをへて,昭和3年京城帝大教授となる。研究対象は動物心理学から勘や禅,中国思想史にまでおよんだ。昭和22年1月5日死去。58歳。新潟県出身。東京帝大卒。著作に「勘の研究」「動物心理学」「支那心理思想史」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黒田亮
くろだりょう
(1890―1947)

心理学者。新潟県生まれ。1915年(大正4)東京帝国大学文科大学哲学科(心理学専修)卒業。同窓に古賀行義(ゆきよし)、浜中浜太郎がいる。旧制新潟高等学校教授などを経て1926年京城大学助教授、1928年から1942年まで教授。その後はもっぱら著述に専念した。論文は英独和を含めて動物心理学関係のものが多いが、著書には『勘の研究』正続(1933、1938)、『心理学概論』(1935)、『動物心理学』(1936)、『唯識心理学』(1944)、『支那(しな)心理思想史』(1948)などがあり、その関心の広さをよく示している。[宇津木保]

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世界大百科事典内の黒田亮の言及

【勘】より

…勘がよいとか勘が働くといったかたちで日常よく使われる言葉であり,一方では事柄の直観的全体的な認識判断をさし,また他方では動作習熟上での〈こつ〉とほぼ同義に用いられる。心理学者黒田亮は通俗的に用いられる勘の語義として,次のようなものを挙げた。直覚,いわゆる〈第六感〉,虫の知らせ,無意識および下意識,練習による機械化や自動化,技神に入るの妙,神徠(しんらい),霊感,悟り,禅,三昧(ざんまい),以心伝心,手加減,こつ,呼吸,手心。…

※「黒田亮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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