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心理学史 しんりがくしhistory of psychology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

心理学史
しんりがくし
history of psychology

心あるいは精神に関する学問としての心理学の歴史を意味する用語であるが,狭義には,心理学が科学的な学問体系として確立された 19世紀末から現代にいたるまでの,科学の一分野としての心理学の発生と変遷の過程をさす。しかし,人間の心あるいは精神の問題は,科学としての心理学の誕生以前に,遠く古代ギリシアの時代から,中世,近世を経て,さまざまに論じられ,考察されてきた。科学的心理学も,こうした問題をめぐる長い探索と論争の歴史を背景として,当時の社会的,哲学的思潮の影響のもとに成立したものである。この意味で,広義には,心あるいは精神に関する人類のあらゆる知識,関心,認識の総体の変遷をさして心理学の歴史と呼ぶことも少くない。

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