デジタル大辞泉 「鼻を突く」の意味・読み・例文・類語 鼻はなを突つ・く 1 においが強く鼻を刺激する。「つんと―・く異臭」2 主人から勘当される。「御供に仕うまつりたりし人々は、皆鼻突き放たれぬ」〈宇津保・俊蔭〉[類語]臭い・青臭い・生臭い・血生臭い・汗臭い・黴かび臭い・抹香臭い・薬臭い・きな臭い・焦げ臭い・臭におう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鼻を突く」の意味・読み・例文・類語 はな【鼻】 を 突(つ)く ① 主君の勘気をうける。勘当される。また、しくじる。衝突する。たてつく。突鼻(とつび)。[初出の実例]「御ともにつかうまつりたりし人々は、みなはなつきはなたれぬ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)② 嗅覚を刺激する。鼻をうつ。[初出の実例]「肉と酒との臭が一度にプウンと鼻を衝(ツ)いた」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉六)③ =はな(鼻)を突き合わす[初出の実例]「若し此数万の書生輩が、皆大学者となりたらんには、広くもあらぬ日本国(おほみくに)は、学者で鼻(ハナ)をつくなるべく」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例