デジタル大辞泉 「血腥い」の意味・読み・例文・類語 ち‐なまぐさ・い【血×腥い】 [形][文]ちなまぐさ・し[ク]1 血のにおいがする。「生焼けで、まだ―・い」2 戦争や殺傷事件などで、流血を見るような残酷な状態である。「―・い事件」[類語](1)生臭い・臭い・青臭い・汗臭い・黴かび臭い・抹香臭い・薬臭い・きな臭い・焦げ臭い・鼻を突く・臭におう/(2)むごい・むごたらしい・陰惨・無残・酸鼻・罪・残酷・残虐・残忍・苛酷・酷・暴虐・悲惨・凄惨・惨憺さんたん・ひどい・痛ましい・痛痛しい・見るに忍びない・目も当てられない・冷酷・冷血・血も涙もない・酷薄・暴戻ぼうれい・凄愴せいそう・惨烈・酷烈・戦慄・惨劇・猟奇・猟奇的・嗜虐しぎゃく・嗜虐しぎゃく的・すさまじい・グロテスク・阿鼻叫喚・目を背ける 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「血腥い」の意味・読み・例文・類語 ち‐なまぐさ・い【血腥】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ちなまぐさ・し 〘 形容詞ク活用 〙① 血のにおいがする。血くさい。[初出の実例]「血なまぐさい焼物めいどの道は相宿なし」(出典:浄瑠璃・嫗山姥(1712頃)一)② 流血を見るような残酷なさまである。世の中が乱れて殺伐としている。[初出の実例]「血腥(チナマグサ)い怖い人物で」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉王政維新)血腥いの派生語ちなまぐさ‐げ〘 形容動詞ナリ活用 〙血腥いの派生語ちなまぐさ‐さ〘 名詞 〙 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例