青臭い(読み)アオクサイ

デジタル大辞泉 「青臭い」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「青臭い」の意味・読み・例文・類語

あお‐くさ・いあを‥【青臭】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]あをくさ・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 青草のような匂いがする。なまなましい、いやな匂いにいう。
    1. [初出の実例]「いかに色めきあへる茶なりとも、酒をきらふものならば、あをくさし、水くさしなんどといわれん事、目のまへなれども」(出典:御伽草子・酒茶論(古典文庫所収)(室町末))
    2. 「親指の爪で圧し潰したら、云ふに云はれぬ青臭い虫であった」(出典:坑夫(1908)〈夏目漱石〉)
  3. 未熟である。経験が足りない。
    1. [初出の実例]「新ござは青嗅(アヲクサ)きなどとは罪(ばち)の当ることぞや」(出典洒落本・禁現大福帳(1755)一)

青臭いの派生語

あおくさ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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