ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タシュトゥイク文化」の意味・わかりやすい解説
タシュトゥイク文化
タシュトゥイクぶんか
Tashtyk culture
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ロシア南東部、南シベリアのミヌシンスク盆地に、タガール文化にかわって現れた文化(前2~後5世紀)。牧畜とともに農耕も行われていた。墓にはしばしば火葬がみられるが、土葬の場合にはほとんどの頭蓋(とうがい)骨に孔(あな)があけられ、ミイラ化されている。そのほかに、墓には、埋葬人形と死仮面(デスマスク)が置かれていることもある。埋葬人形とは、中に草を詰め外側を皮革で覆って紐(ひも)で縫い合わせた縫いぐるみの人形のようなものである。死仮面は石膏(せっこう)製で、額には赤い染料で渦巻文が、目の下には半円形の文様が描かれている。その住民は、漢代の中国史料にみられる堅昆(けんこん)にあたるとみなされている。
[林 俊雄]
日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...
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