中村明石(5代)(読み)なかむら あかし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村明石(5代)」の解説

中村明石(5代) なかむら-あかし

1873-1940 明治-大正時代歌舞伎役者
明治6年4月9日生まれ。13代中村勘三郎の子。明治17年東京の猿若座初舞台をふむ。一時引退するが復帰し,40年名題。42年父の碑をたてるため明治座で「猿若」を演じた。のち大阪の中村鴈治郎(がんじろう)一座にくわわったが,大正8年の舞台が最後となった。昭和15年死去。68歳。東京出身。俳名は鶴童。屋号は舞鶴屋。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例