川崎 静子(読み)カワサキ シズコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「川崎 静子」の解説

川崎 静子
カワサキ シズコ


職業
声楽家

専門
アルト

肩書
二期会理事

生年月日
大正8年 12月3日

出身地
東京都

学歴
東京音楽学校〔昭和16年〕卒

経歴
田中伸枝、ヘルマン・ウーハーペニヒ、リア・フォン・ヘッサートに師事。昭和16年新交響楽団定期演奏会で「フィガロ結婚」のマルチェルリーナを歌いデビュー。のち藤原歌劇団などで活動、27年の同劇団米国公演に参加。同年二期会設立に参画スズキ、アムネリス、カルメンミニョン、「マルタ」のナンシー、「修善寺物語」の桂などを歌った。またベートーベンの「第9」、ブラームスの「アルト・ラプソディー」、マーラーの交響曲第8番、バッハの「マタイ受難曲」などのオラトリオ、さらにコンサートにも活躍。44〜45年東京芸大講師、51〜55年名古屋音大教授を務めた。

没年月日
昭和57年 10月4日 (1982年)

家族
夫=川崎 稔(元第百生命保険会長)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「川崎 静子」の解説

川崎 静子
カワサキ シズコ

昭和期の声楽家(アルト) 元・二期会理事。



生年
大正8(1919)年12月3日

没年
昭和57(1982)年10月4日

出身地
東京都

学歴〔年〕
東京音楽学校〔昭和16年〕卒

経歴
田中伸枝、ヘルマン・ウーハーペニヒ、リア・フォン・ヘッサートに師事。昭和16年新交響楽団定期演奏会で「フィガロの結婚」のマルチェルリーナを歌いデビュー。のち藤原歌劇団などで活動、27年の同劇団米国公演に参加。同年二期会設立に参画、スズキ、アムネリス、カルメン、ミニョン、「マルタ」のナンシー、「修善寺物語」の桂などを歌った。またベートーベンの「第9」、ブラームスの「アルト・ラプソディー」、マーラーの交響曲第8番、バッハの「マタイ受難曲」などのオラトリオ、さらにコンサートにも活躍。44〜45年東京芸大講師、51〜55年名古屋音大教授を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川崎 静子」の解説

川崎静子 かわさき-しずこ

1919-1982 昭和時代のアルト歌手。
大正8年12月3日生まれ。田中伸枝,東京音楽校講師のウーハーペニヒ,ヘッサートに師事。昭和16年「フィガロの結婚」のマルチェルリーナでデビュー。藤原歌劇団などで活躍した。二期会理事,東京芸大講師,名古屋音大教授。昭和57年10月4日死去。62歳。東京出身。東京音楽学校(現東京芸大)卒。旧姓千葉

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android