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カルメン カルメン Carmen

翻訳|Carmen

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルメン
カルメン
Carmen

フランスの作家プロスペルメリメの小説。1845年刊。スペインのロマの生活を背景に,ロマの女と兵士の情熱と死の物語を,冷たく整った文体で描く。スペインの竜騎兵伍長ドン・ホセは,たばこ工場の仲間を刺したロマの美女カルメンを連行する途中,その誘惑に負けて彼女を逃がす。

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カルメン
カルメン
Carmen

リュドビク・アレビとアンリ・メイヤックの台本による,ジョルジュ・ビゼー作曲の 4幕オペラ。初演は 1875年3月3日パリのオペラ・コミック座。プロスペル・メリメの小説『カルメン』Carmenに取材したロマの女カルメンと竜騎兵ドン・ホセの恋愛悲劇を,スペインを舞台にして異国情緒豊かにうたい上げている。

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カルメン
カルメン
Carmen

P.メリメの同名の小説によるバレエ。5幕。 (1) ローラン・プチ振付。音楽 G.ビゼー。 1949年ロンドンプリンス劇場で初演。カルメンをプチの妻ジジ・ジャンメールが演じ,そのベッドシーンがスキャンダルを巻起した。

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デジタル大辞泉の解説

カルメン(Carmen)

メリメ中編小説。1845年刊。スペインを舞台に、ジプシー女カルメンと竜騎兵連隊伍長ドン=ホセとの宿命的恋愛の葛藤(かっとう)と悲劇を描く。
ビゼー作曲のオペラ。全4幕。1875年にパリで初演。に基づくもの。

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百科事典マイペディアの解説

カルメン

(1)メリメの中編小説。スペイン旅行の収穫から生まれ,1845年《両世界評論》誌に発表。伍長ドン・ホセがセビリアでジプシー女カルメンのため恋のとりことなり,淪落(りんらく)の果て,ついに彼女を殺して自首するという筋。
→関連項目カラスジャンメールチゴイネルワイゼンハバネラプティワーグナー

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デジタル大辞泉プラスの解説

カルメン

1983年製作のフランスイタリア合作映画。原題《Carmen》。ビゼーの名作オペラを映画化。監督:フランチェスコ・ロージ、出演:ジュリア・ミゲネス・ジョンソン、プラシド・ドミンゴほか。

カルメン

フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーのフランス語による全4幕のオペラ(1875)。原題《Carmen》。メリメによる同名小説を題材とする。連隊伍長ドン・ホセとジプシー女カルメンをめぐる愛憎を描いた作品。

カルメン

1954年製作のアメリカ映画。原題《Carmen Jones》。オスカー・ハマースタインのブロードウェイミュージカルの映画化。監督:オットー・プレミンジャー、出演:ハリーベラフォンテ、ドロシー・ダンドリッジほか。第12回米国ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞。

カルメン

1926年製作のフランス映画。原題《Carmen》。監督:ジャック・フェデー、出演:ラケエル・メリエほか。

カルメン

1948年製作のアメリカ映画。原題《Carmen》。プロスペル・メリメの原作小説の映画化。監督:チャールズビダー、出演:リタ・ヘイワース、グレンフォードほか。

カルメン

1983年製作のスペイン映画。原題《Carmen》。監督:カルロスサウラ、出演:アントニオガデス、ラウラ・デル・ソルほか。

カルメン

フランスの舞踊家・振付家ローラン・プティによる全5場のバレエ(1949)。原題《Carmen》。初演はローラン・プティ・バレエ団。音楽はビゼーの同名曲を使用。

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世界大百科事典 第2版の解説

カルメン【Carmen】

メリメの中編小説。1845年刊。伍長ドン・ホセは女工カルメンに魅せられ,ついには密輸業者に身を落とす。彼女の情夫と渡り合って殺すことまでしたものの,カルメンはほどなく闘牛士ルカスに心を移した。復縁を迫るホセをはねつけた彼女は,予期していたかのように,ホセの刃に倒れる。占いを信ずる彼女は,ホセの手にかかって死ぬと確信していたのである。以上は第3章のホセの懺悔話の内容で,先立つ2章は話者と主人公たちのめぐりあいの次第を物語り,最終章は本筋と無関係のジプシー談義に終始する。

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大辞林 第三版の解説

カルメン【Carmen】

メリメの小説。1845年刊。スペインのアンダルシア地方を舞台に繰り広げられる野性的なジプシー女カルメンと純情な若者ドン-ホセとの恋愛悲劇。
ビゼー作曲のオペラ。四幕。1875年初演。同名のメリメの小説による。フランス国民オペラの代表作。「ハバネラ」「闘牛士の歌」などが有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カルメン
かるめん
Carmen

フランスの作家メリメの中編小説。1845年刊。衛兵伍長(ごちょう)ドン・ホセは、セビーリャの煙草(たばこ)工場の女工カルメンの魅力のとりことなり、彼女の手引きで密輸業者の群れに身を投ずる。彼女の情夫と渡り合って相手を殺すはめにまで落ちたものの、奔放なトルソ人カルメンは、まもなく闘牛士ルカスに心を移す。アメリカで新生活を始めようと迫るホセに手ひどい拒絶を投げつけた彼女は、予期していたかのようにホセの刃(やいば)にかかって死ぬ。占いの告げるところを彼女は信じていたのである。以上は第3章のホセの懺悔(ざんげ)話の内容で、第1章および第2章は、それぞれ話者とカルメン、話者とホセの邂逅(かいこう)の次第を物語り、最終章は筋と関係のないジプシー談義に終始する。メリメの愛用した額縁つき物語の典型である。抑えようもなく暴走する情熱、運命との抗争としかいいようのないアウトローたちの行動とその必然的破局を、例によって異国趣味とペダントリーの彩りを添えつつ、抑制のきいた筆でメリメは描破する。構成の巧みさと相まって、作者の代表作とするに足りよう。[冨永明夫]

オペラ

ジョルジュ・ビゼーが、メイヤックとアレビーの台本により作曲。1875年、パリのオペラ・コミック座初演。のち正歌劇に改作(同年ウィーン初演)。音楽は原作の内容に即してスペイン民謡を大幅に取り入れ、実に地方色の強いものとなっている。カルメンの歌う「ハバネラ」などはそのよい例であり、民族音楽のもつ活力を芸術音楽に注ぎ込もうと試み、それに成功した点で、この作品はムソルグスキーの『ボリス・ゴドゥノフ』と双璧(そうへき)をなしているといえよう。当時の慣習に従って、アリアやデュエットなどがそれぞれ独立した「番号オペラ」の形式をとり、フランス・オペラの伝統的な手法を受け継いではいるが、創意あふれる旋律、明晰(めいせき)なオーケストレーション、そして鮮やかな劇的効果には、名曲のみがもつ一回性が感じられる。日本初演は1919年(大正8)ロシア歌劇団による。[三宅幸夫]
『杉捷夫訳『カルメン』(岩波文庫)』

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世界大百科事典内のカルメンの言及

【ビゼー】より

…《第2組曲》はギロー編曲)も称賛を博した。 彼の代表作であるオペラ《カルメン》(1874)は,75年に初演されたが,聴衆の理解を得られず,不成功に終わった。しかしこのオペラは,彼が若くして世を去った数ヵ月後にウィーンで上演され大成功をおさめて以来,今日まで世界中のオペラ劇場の重要なレパートリーの一つとなっている。…

【ボロー】より

…とくにジプシーについての権威とみられ,《ジンカリ――スペインのジプシー》(1841),《スペインの聖書》(1843),《ラベングロー》(1851)などが知られている。メリメの小説《カルメン》の中でも彼の名が登場する。【小池 滋】。…

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