アルト(英語表記)Alt, Albrecht Georg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルト
Alt, Albrecht Georg

[生]1883
[没]1956
ドイツの旧約聖書学者。 1913年,エルサレムのドイツ福音協会の指導者に任命される。 21~23年にかけて,エルサレムのドイツ福音コミュニティーを指導。グライバルト,バーゼルハレ,ライプニッツ各大学の旧約聖書学教授を歴任イスラエルの歴史的背景の理解にすぐれたものがあり,イスラエルの政治史,行政史にも関心をもち,『イスラエルとエジプト』 (1909) をはじめとして,多くの著書がある。彼の歴史に対する科学的方法は,今日でも古代イスラエル史を学ぶうえに応用されている。キッテルの『ビブリア・ヘブライカ』の改訂 (37) にもたずさわっている。

アルト
alto

一般に声楽女声音域さし,音域は普通ヘから1点ニあたりまで。コントラルト contraltoとも呼ばれ,ソプラノテノールの間に位置する。また,フランス,イタリアでは弦楽器ビオラをさすほか,フルート,クラリネットサクソフォーントロンボーンなどでアルトの音域を受けもつものをいう。

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デジタル大辞泉の解説

アルト(〈イタリア〉alto)

《高いので、テノールより音域が高いところから》
女声の最低音域。また、その声域の歌手。コントラルト。
楽曲で、上から2番目の声部。
同一属の楽器の中で、声のアルトに相当する音域をもつもの。アルトサックスなど。

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百科事典マイペディアの解説

アルト

音楽用語。低い音域の女性の声域または歌手のことで,コントラルトcontraltoともいう。元来はイタリア語altoの意味が示すように,高い音域の男声をさした。また4声部の合唱や和声づけでは,上から2番めの声部を呼ぶ。さらにビオラのように,これに当たる音域の楽器もアルトと呼ばれる。
→関連項目ダマリ

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世界大百科事典 第2版の解説

アルト【alto[イタリア][フランス]】

ラテン語のaltus(高い)を語源とする音楽用語で,元来は,定旋律を担うテノールに対して〈高い〉声部contratenor altusの意で用いられた。これが省略されてコントラルトcontraltoとも呼ばれる。一般に,(1)4声作法において上から2番目の声部(ソプラノの下でテノールの上の声部),(2)女性の最も低い声種(図1)を指すことが多い。(3)器楽では,同族楽器中,人声のアルトに相当する位置を占める楽器(4度前後ソプラノ楽器より低い,またはテノール楽器より高いもの)をいう。

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大辞林 第三版の解説

アルト【alto】

高いの意。テノールより高いところから
低い音域の女声。また、その音域の声部や歌手。
多く管楽器で、アルトの音域の楽器。アルトサクソフォーンなど。また、特にフランスでビオラの別名。

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精選版 日本国語大辞典の解説

アルト

〘名〙 (alto 「高い」の意。テノールよりも高いところからいう)
① 女声の最低音域。本来は男性の最高音域を指す。→コントラルト
※埋木(1890‐92)〈森鴎外訳〉二「次高音(アルト)謡ひに向ひて」
② 四声部の音楽で上から二番目の声部。〔中等教育教科用楽典(1904)〕
③ 同属の楽器の中で中音域を受け持つもの。アルトサックス、アルトクラリネット、アルトトロンボーンなど。
※風俗画報‐三二二号(1905)人事門「サクサホーヌ(ソプラノ)(アルト一番、二番)」

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世界大百科事典内のアルトの言及

【ビオラ】より

…バイオリン属の中音楽器。ドイツ語ではブラーチェBratsche,フランス語ではアルトaltoという。バイオリンより完全5度低く調弦され,奏法は基本的にほぼバイオリンと同じである。…

※「アルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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