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DSM でぃーえすえむ

知恵蔵miniの解説

DSM

アメリカ精神医学会(American Psychiatric Association)が作っている、心の病気に関する診断基準のこと。Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの頭文字をとった略称。世界的に広く用いられており、日本では「精神障害の診断と統計マニュアル」「精神疾患診断統計マニュアル」などと呼ばれる。第1版であるDSM-Iは、1952年に発表された。その後、68年にDSM-II、80年にDSM-III、86年にDSM-III-R、94年にDSM-IV、2000年にDSM-IVTRと発表されてきた。14年5月、DSM-5(第5版)の病名・用語翻訳ガイドライン初版が日本精神神経学会により公表され、一部の精神疾患概念において、従来の「障害」との呼称に替わり「症(群)」の訳語を採用することが明らかとなった。

(2014-5-30)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉の解説

ディー‐エス‐エム【DSM】[demand side management]

demand side management》電気事業者による電力需要管理システム。省エネルギーや電力消費の偏りを平準化するための施策を、電力会社が行うもの。米国では積極的に行われており、省エネ家電への買い換えや工場の省エネ対策の際には、その費用の一部または全部を負担したり、家庭のエアコンを遠隔操作により運転・停止させたりする。

ディー‐エス‐エム【DSM】[Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders]

Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders》米国精神医学会が発行する精神疾患の分類と診断の手引き書。精神疾患や神経疾患の定義と診断基準を示したもので、WHO(世界保健機構)のICDとともに国際的に広く用いられている。2013年5月に第5版(DSM-5)が発行された。日本では「精神障害の診断と統計の手引き」「精神疾患の診断と統計マニュアル」などと訳されている。

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大辞林 第三版の解説

DSM

〖demand side management〗
デマンド-サイド-マネージメント。季節や時間帯による電力需要量平準化のために、電力会社が消費者に働きかける諸活動のこと。高効率機器の奨励や深夜割引料金の設定などをいう。

DSM

〖Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders〗
アメリカ精神医学会が作成する、精神疾患の診断・統計マニュアル。臨床像と特徴的症状から、精神疾患の分類と診断基準を得ることができる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

DSM
でぃーえすえむ

アメリカ精神医学会が作成する公式の精神疾患診断・統計マニュアル。『精神障害の診断と統計の手引き』Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの略称。精神科医が精神障害の診断のガイドラインとして用いる診断的分類表である。1952年に第1版(DSM-)が刊行されて以来、第2版(DSM-、1968年)、第3版(DSM-、1980年)、第3版改訂版(DSM--R、1987年)、第4版(DSM-、1994年)、第4版改訂版(DSM--TR、2000年)と改訂が重ねられ、2013年時点で第5版(DSM-5)まで出版されている。第1版と第2版では精神障害を「反応」あるいは「障害」として分類していたが、第3版で新しい診断法として五つの軸で構成される多軸評定法が提示された。五つの軸は世界保健機関(WHO)の国際疾病分類ICD-10(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems, 10th edition)の提示する疾患情報のコードに基づき、精神障害の特徴を示唆する診断基準を示すものであった。疾患分類も操作的診断基準を明確にすることを意図して症状を記述する形式が採用され、それまで取り入れられなかった疾患概念も包括されて診断名は大幅に増加した。五つの軸に基づく多軸診断(多軸評定法)の方法論は第4版改訂版まで引き継がれたが第5版ではなくなっている。また、ことばの発達に遅れがないという点で自閉症と区別されていたアスペルガー症候群は、自閉症スペクトラム障害という広義の診断名に含まれることとなった。
 精神障害の診断は症状が多岐にわたるため容易ではなく、また、疾患概念のとらえ方によっても異なってくる。そのため日本においてはDSMによる精神疾患の分類と診断を疑問視する意見も根強く、議論が重ねられているが、症状記述的な疾患分類は参考となる診断基準の一つとして受け入れられつつある。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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