IP

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

IP

インターネットで通信相手を特定するための「IPアドレス」に基づいて、パケットを宛先ネットワークやホストまで届ける(ルーティング)ためのプロトコル。IPは、OSI7階層モデルのインターネット層のプロトコルである。現在のバージョンは4(IPv4)であり、1981年9月に発行されたRFC791で規定されている。インターネットは、複数のネットワークが相互に接続することで構築された世界規模の巨大なネットワークである。ネットワーク同士は、ルーターと呼ばれるネットワーク機器で相互に接続されており、パケットは複数のルーターを経由して宛先まで届けられる。宛先のネットワークやホストは、世界中で重複しないIPアドレス(グローバルアドレス)を持っている。それにより、広大なインターネットでも問題なく相手先までパケットが届けられる。このIPアドレスには、どのネットワークかを特定する「ネットワークアドレス」と、ネットワーク内でどのホスト(コンピューターやルーター)なのかを特定する「ホストアドレス」が含まれている。これらの情報をもとに、通信相手が「どのネットワークに属するどのホストなのか」を特定して通信が行なわれる。ネットワークの中継地点では、ルーターが宛先のIPアドレスに含まれるネットワークアドレスをチェックして適切な経路を選択し、パケットを相手先ネットワークまで中継する(ルーティング)。相手先のネットワークまでパケットが到達したら、ホストアドレスに基づいて宛先ホストを識別してパケットを送り届けるという流れだ。IPの役割は、あくまで相手先のアドレス情報をもとにしてパケットを送信する機能だけであり、パケットを確実に相手に届けるといった通信の信頼性を高める機能は、上位のトランスポート層プロトコルであるTCPが担っている。

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パソコンで困ったときに開く本の解説

IP

インターネットで最も基本となる通信手順を定めたプロトコルです。その名も「インターネット・プロトコル」の略称です。インターネットでやり取りされるデータは、すべてIPのルールに従って送受信されています。
⇨IPv6、IPアドレス、プロトコル

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デジタル大辞泉の解説

アイ‐ピー【IP】[International Protection]

International Protection》日本工業規格(JIS)および国際電気標準会議(IEC)で定められた、電気機器などの防塵(ぼうじん)性能についての指標。特に保護がなされていない0級(IP0)から、砂などの粉塵が侵入しない6級(IP6)まで、7段階の保護等級が規定されている。→アイ‐ピー‐エックス(IPX)

アイ‐ピー【IP】[industrial policy]

industrial policy》産業政策。政府が特定の産業を重点的に保護、育成する政策。

アイ‐ピー【IP】[information provider]

information provider》情報提供者。インターネットや携帯電話のiモードなどを通じ、オンラインでさまざまなコンテンツを提供する会社や個人。

アイ‐ピー【IP】[internet protocol]

internet protocolプロトコル3の一種。インターネット上でコンピューター同士が通信を行うために定められた通信規約(プロトコル)。コンピューターにIPアドレスを割り振り、パケットを使って通信を行う。

アイ‐ピー【IP】[intellectual property]

intellectual property》⇒知的財産権

アイ‐ピー【IP】[Information Technology Passport Examination]

Information Technology Passport Examination》⇒ITパスポート試験

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大辞林 第三版の解説

IP

〖identified patient〗
家族療法の用語。患者とみなされた者の意。家族の中で最初に問題視され患者となった人をさし、その人だけが、治療・援助の対象ではないところから用いられる。

IP

〖industrial policy〗

IP

〖information provider〗
情報提供者。インターネットなどにおいて情報やデータを提供する事業者。

IP

〖Internet protocol〗
コンピューター-ネットワークにおける、通信規約(プロトコル)の一。ネットワークに接続する個々のコンピューターにアドレスを割り振り、データ転送における伝送経路の確定方法を定めている。 〔IP によって世界中のコンピューターが相互に接続した状態がインターネット〕

IP

〖Internet provider〗

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世界大百科事典内のIPの言及

【キャプテン・システム】より

…1970年代から80年代にかけて世界の先進産業国が競って開発・導入を図ったビデオテックスvideotexと総称される家庭向け情報システムの,日本での開発名称。正式日本名は文字図形情報ネットワーク・システムで,その英訳語Character And Pattern Telephone Access Information Systemの頭文字を綴った呼称。ビデオテックスの基本的な仕組みは,テレビ受像機を家庭内端末とし,これを付加装置と電話回線を介してセンター・コンピューターに接続し,情報提供サービスやテレショッピング,テレバンキングといったトランザクション・サービス,電子メール・サービスを提供するというもので,日本のキャプテン・システムは,文字情報のみを表示できる欧米のそれと異なり図形も表示できることが特色とされた。…

※「IP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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