気候変動に関する政府間パネル(IPCC) 国連環境計画と世界気象機関により、1988年に設立された国際組織で、195の国と地域が参加。科学者と政府関係者で構成し、各国政府の気候変動政策に科学的な基礎を与える役割がある。三つの作業部会が温暖化の予測、影響、対策などをまとめた評価報告書を定期的に公表しており、前回の第5次評価報告書はパリ協定成立を後押しした。総合的な報告書とは別に、気温上昇1・5度抑制など特定のテーマに関する報告書も作る。
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「気候変動に関する政府間パネル」のページをご覧ください。
(槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2008年)
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…気温の上昇は,海水の膨張や氷河の融解による海面水位の上昇,生態系の変動や農業への影響による食糧安全保障への打撃など深刻な問題をもたらすことが懸念されている。 地球温暖化とその危険性の指摘については異論も提出されたが,1980年代には,防止のための対策の必要性が国際的に認められるようになり,88年11月に初めての公式の政府間の検討の場としてUNEPと世界気象機関(WMO)の共催による〈気候変動に関する政府間パネル(IPCC)〉が設置された。ここでは地球温暖化に関する科学的側面からの検討がなされ,90年8月に第1次報告書,92年2月に補足報告書がまとめられた。…
…気温の上昇は,海水の膨張や氷河の融解による海面水位の上昇,生態系の変動や農業への影響による食糧安全保障への打撃など深刻な問題をもたらすことが懸念されている。 地球温暖化とその危険性の指摘については異論も提出されたが,1980年代には,防止のための対策の必要性が国際的に認められるようになり,88年11月に初めての公式の政府間の検討の場としてUNEPと世界気象機関(WMO)の共催による〈気候変動に関する政府間パネル(IPCC)〉が設置された。ここでは地球温暖化に関する科学的側面からの検討がなされ,90年8月に第1次報告書,92年2月に補足報告書がまとめられた。…
※「IPCC」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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