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LRT エルアールティー Light Rail Transit

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

LRT
エルアールティー
Light Rail Transit

軽快電車,ライトレールともいわれる次世代路面電車。新技術導入により小型軽量化した車両を使用する。路面から 20~30cmと超低床型の車両が多く,高齢者や体の不自由な人でも乗り降りが容易なのが特徴。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

LRT

国土交通省が提唱する次世代の軌道系交通システムのことで、次世代型路面電車とも呼ばれる国土交通省は、道路交通を補完し、人と環境に優しい公共交通となるものと位置付け、各地での導入を後押ししている。
LRTはLight rail transitの略で、軽量軌道交通の意であるが、旧来の路面電車(Tram)とは一線を画す概念となっている。旧来の路面電車では線路の大部分が道路上にあったが、LRTではその多くを専用軌道とすることで、自動車などの道路交通への影響を最小限にとどめる。また、地下・高架鉄道のような大規模な設備を要せず、小回りの利く電気エネルギーによる公共交通機関として新たに見直されるようになった。
LRTの定義は国ごとの管掌機関や団体によって異なり、日本では、人口減少や少子高齢を迎え、地方都市にあって人口や商業の希薄化が進行する中心市街地の再活性化を目指す「コンパクトシティー」の考え方と合わせた、「都市の装置」としてのLRTが提言されている。このため、交通環境負荷の軽減や、交通転換による交通円滑化、移動のバリアフリー化と共に鉄道やバスだけでなく駐車・駐輪場の整備などと連携をとった公共交通ネットワークの充実を目指し、魅力ある都市と地域の再生を狙う。国土交通省はこうした観点に立って、05年に「LRTプロジェクト」を創設し、補助事業や支援施策に取り組み、社会資本整備交付金や地域公共交通確保維持改善事業への補助金も拠出する。これらを追い風に、各地でブームとも呼ばれるようなLRT計画が取り沙汰されるようになった。栃木県では国内初の新線として、県内の宇都宮市と芳賀町を結ぶ宇都宮ライトレールが19年からの開業を目指す。また、東京都豊島区でも池袋駅とサンシャインシティなどを巡回する路線が構想されている。沿線予定地では歓迎する声も高いが、道路と重なる部分での交通阻害や、巨額の建設費用と採算性、また実際に利便性が向上するのか、バスなどとの乗り換えが煩雑化するのではないかといった疑念や反対論も少なくない

(金谷俊秀 ライター/2016年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

LRT

ライト・レール・トランジットの略。車の渋滞解消や環境への配慮からフランスや英国、米国などで広がった低床の路面電車。国内では富山市が06年、JRの赤字ローカル線をLRT化した。宇都宮市では昨年、LRT導入を争点に市長選が繰り広げられた。

(2013-04-08 朝日新聞 朝刊 京都市内 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

エル‐アール‐ティー【LRT】[light-rail transit]

light-rail transit》⇒ライトレールトランジット

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大辞林 第三版の解説

LRT

〖light rail transit〗

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

LRT
えるあーるてぃー

Light Rail Transitの略。次世代型の路面電車システムをいう。ライトレールともいう。車両はLRV(Light Rail Vehicle)あるいは軽快電車とよばれている。
 世界の主要都市で市民の足として発達した路面電車は、自動車の普及に伴い、次第に廃止に追い込まれていった。しかし、ヨーロッパの旧市街は道路拡張や駐車場増設の余地がなく、バスも輸送効率が高いとはいえず、増加する自動車交通への対応を迫られ、1990年代に入って路面電車の再評価が行われることとなった。専用軌道化や地下化も含めた自動車交通との分離、長編成による輸送力と生産性向上、速度向上および低床車両導入により、路面電車は新しい公共交通機関と位置づけられた。市中心部への自動車乗入規制、郊外に駐車場を設けてその先は公共交通機関を利用するパーク・アンド・ライドの推進、政策的に低く抑えた運賃などにより、かつて路面電車を廃止した都市でもLRTとして復活させた。路面電車を維持していたドイツ、スイスや東欧諸国でも車両の近代化とあわせ、インフラの改良を行ってLRTに衣替えしている。
 フランス、ドイツなどでは、併用軌道はLRVも自動車にあわせて最高時速50キロメートルであるが、専用軌道や地下区間では最高時速70キロメートルで走行する。乗車券の抜き打ちチェックと高額の罰金を併用して改札などを省略する信用乗車制度を導入し、ワンマン運転で全長30メートルを超える車両も導入されている。また、LRVを郊外鉄道に乗り入れて都市交通と一体化する試みが、1992年にドイツ・カールスルーエでトラムトレインとして行われ、ヨーロッパの他の都市でも導入された。車社会のアメリカでもLRTが導入されるようになった。
 日本では2006年(平成18)にJR西日本の富山港線が第三セクターに移管され、富山ライトレール富山港線として生まれ変わった。日本では信用乗車制度の導入に壁があり、列車長も18メートル以下、最高時速40キロメートルに抑えられているので、輸送力増加および生産性向上には限界がある。併用軌道区間では自動車の速度規制よりも低い速度で走行せざるを得ないことが、自動車交通とのあつれきを生じる要因ともなっている。[佐藤芳彦]

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