VHF(読み)ブイエッチエフ

デジタル大辞泉 「VHF」の意味・読み・例文・類語

ブイ‐エッチ‐エフ【VHF】[very high frequency]

very high frequency》⇒超短波

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精選版 日本国語大辞典 「VHF」の意味・読み・例文・類語

ブイ‐エッチ‐エフ【VHF】

〘名〙 (very high frequency の略) 三〇~三〇〇メガヘルツの周波数電波テレビ放送、FM放送などに使用される。超短波
※問答有用(1951‐61)〈徳川夢声田中角栄「すでに政府民放にVHF(超短波)の波を与えることを決定しとる」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「VHF」の意味・わかりやすい解説

VHF
ぶいえいちえふ

very high frequencyの略称。国際電気通信連合(ITU憲章による無線通信規則に定められている周波数区分の一つで、その範囲は30メガヘルツを超え、300メガヘルツ以下の周波数帯の電波をいう。波長による区分ではメートル波に区分され、波長10メートルから1メートルまでの範囲をいう。一般に超短波とよばれ、広帯域が使用できる周波数帯であるため、音質のよいFM(周波数変調)の使用が可能となる。送受信アンテナは、主として八木‐宇田アンテナが使用される。

石島 巖]

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百科事典マイペディア 「VHF」の意味・わかりやすい解説

VHF【ブイエッチエフ】

波長10〜1m,周波数30〜300MHzの電磁波。メートル波とも。電離層に反射されず,直進性が著しいため見通し外の距離では急速に減衰する。テレビジョン放送,FM放送,移動用無線,方向探知,多重電話などのほか誘導加熱,超短波治療器にも広く用いられる。
→関連項目電波VORUHFUHF放送

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改訂新版 世界大百科事典 「VHF」の意味・わかりやすい解説

VHF (ブイエッチエフ)

周波数30~300MHzの電波の呼称。超短波ともいう。短波に比べて電波は光と同様に直進する性質を呈するようになるが,建物や小高い丘でも多少の回り込みもあり,テレビ放送,FM放送などに利用されるほか,移動通信テレメーターなどにも用いられている。
電波
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「VHF」の意味・わかりやすい解説

VHF
ブイエイチエフ

超短波」のページをご覧ください。

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