データセンター(読み)データ センター

ASCII.jpデジタル用語辞典 「データセンター」の解説

データセンター

大量のデータを保管するための専用施設。複数の通信業者による高速の回線が引き込まれており、無停電電源装置UPS)や自家発電装置を備え、セキュリティーや耐震性にも優れる。データセンターの利用者には、自社サーバーを効率的に構築したい企業、ポータルサイトを運営する事業者、ASPアプリケーション・サービス・プロバイダー)事業者などがある。事業者は、大容量回線の引き込みやサーバーなど保守・管理にかかるコスト削減、安全性の確保といったメリットがある。一般的には、データセンター側は、サーバーを設置するスペースを提供し、利用者がサーバーコンピューターやルーターといった通信機器を設置する。これをコロケーションサービスハウジングサービス)という。また、データセンターがあらかじめサーバーなどの設備を用意して、利用者に貸し出すホスティングサービスを提供しているケースもある。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

百科事典マイペディア 「データセンター」の意味・わかりやすい解説

データセンター

複数のコンピュータを接続し,データ処理・伝送する施設もしくは機関。情報通信機器に適したスペースの提供,各種サーバーの利用者への貸し出しや保守・管理サービスやスペースそのものを呼ぶこともある。インターネット・データセンターともよぶ。ユーザーはサーバーや回線機器などを用意し,高品質なインターネット環境や安定した電源供給,高度な耐震設備を提供するコロケーションサービスや,ユーザーの使用するサーバーの容量を貸し出すホスティングサービスなどの提供を受ける。利用者にとっては,信頼性の高いサーバー環境と保守運用体制をアウトソーシングすることができ,コスト削減が可能となる。データセンター事業者がコンテンツの企画や製作に乗り出すケースがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

IT用語がわかる辞典 「データセンター」の解説

データセンター【data center】

インターネットデータセンター」の略。⇒インターネットデータセンター

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android