RNAワールド(読み)アールエヌエーワールド(その他表記)RNA world

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「RNAワールド」の意味・わかりやすい解説

RNAワールド
アールエヌエーワールド
RNA world

RNA (→リボ核酸 ) を遺伝子とする原始生命世界のこと。地球上の生物が現実に住んでいる世界 (DNAワールド) が出現する以前に,この地球上に存在していたと想定され,生命の起源や生物進化と関連して関心が高まっている。 RNAは遺伝子であると同時に酵素的な働きなどもある多機能の RNAであったと考えられている。アメリカ,コロラド大学の T.チェックらが,酵素的作用をもち,蛋白質の助けを借りずに自分自身のイントロンのスプライシングを行う RNAを発見したのを契機に,RNAワールドをめぐる議論は現実味を帯びてきた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

化学辞典 第2版 「RNAワールド」の解説

RNAワールド
アールエヌエーワールド
RNA world

生命誕生の初期では,現在のようなDNA-RNA-タンパク質ではなく,RNAのみが存在し,それが遺伝情報の保持と酵素としての機能を果たしていたとする仮説.[別用語参照]リボザイム

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む