アルカリ性土壌(読み)アルカリせいどじょう(その他表記)alkaline soil

最新 地学事典 「アルカリ性土壌」の解説

アルカリせいどじょう
アルカリ性土壌

alkaline soil

土壌pH7.0以上のアルカリ性を呈する土壌の総称。土壌中の炭酸塩加水分解によりアルカリ性となる。乾燥気候下の土壌,レンジナなどの炭酸塩質岩を母材とした土壌や都市部の公園緑地下の土壌ではアルカリ性を示す。交換性Naが土壌の陽イオン交換容量の15%以上を占め,pH8.5以上の強アルカリ性を示す土壌を特にアルカリ土壌(alkali soil)と呼ぶ。

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参照項目:塩類土壌
参照項目:ソロネッツ土

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルカリ性土壌」の意味・わかりやすい解説

アルカリ性土壌
あるかりせいどじょう
alkaline soil

土壌の水素イオン濃度(pH)が中性(7.0)を超えている場合アルカリ性土壌といい、7.0未満の酸性土壌と区別する。温暖多雨地や寒冷地では土層を浸透する水分量が土壌から蒸発する水分量を上回るので、土壌中の塩基類(カルシウムカリウムナトリウムなど)が溶脱されて酸性化するが、透過水より上昇蒸発水のほうが多い乾燥地では塩類土壌やアルカリ土が生じ、それらはpH7.0以上のアルカリ性土壌となっている。草原地方のチェルノゼム、栗色土(くりいろど)なども弱アルカリ性の土壌である。pH7.0~7.5程度のアルカリ性は、オオムギコムギトマトキャベツなどの生育に適しているが、pH8.0以上の強アルカリ性土壌の土地にはほとんどの植物が生育できない。

[浅海重夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルカリ性土壌」の意味・わかりやすい解説

アルカリ性土壌
アルカリせいどじょう
alkali soil

pH7以上の水素イオン濃度をもつ土壌の総称。可溶性塩基を多く含む乾燥地域の土壌がその典型例で,降水が少いため鉱物中の塩基が流亡せず表層に集積してアルカリ性土壌となる。また,多施肥を行う施設栽培では,土壌に多量の塩基が集積してアルカリ性になることがある。土壌分類上のアルカリ土と厳密には区別される。

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岩石学辞典 「アルカリ性土壌」の解説

アルカリ性土壌

アルカリ反応を示し,pHが7.5以上の土壌.このような土壌には炭酸ナトリウムが蓄積されている[Glinka : 1914, Robinson : 1924, Gerasomov & Glazovskaya : 1965].

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