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塩類土壌 えんるいどじょう saline soil

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岩石学辞典の解説

塩類土壌

塩分の濃集した土壌で,一般には硫酸ナトリウム,食塩または交換性ナトリウムである.これらは砂漠地帯で,塩湖または塩を含む地下水の近くに産出する[Ollier : 1969].

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世界大百科事典 第2版の解説

えんるいどじょう【塩類土壌 saline soil】

水溶性塩類が植物の生育を阻害するほど多量に集積した土壌で,大陸の乾燥・半乾燥地帯に広く分布する。水溶性塩類としてはカルシウムマグネシウム,ナトリウムなどの塩化物および硫酸塩がふつうである。どのくらい塩類が集積すれば植物に害があるかは条件により異なるが,アメリカ合衆国農務省では土壌溶液の電気伝導度を基準にして4S/cm以上を塩類土壌としている(Sはジーメンス。1S=1A/V)。ただしアルカリ土壌と異なり,陽イオン交換容量の15%以上を交換性ナトリウムが占めることはなく,pHはアルカリ側にあるがふつう8.5をこえない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

塩類土壌
えんるいどじょう

大陸内部の乾燥地域のなかで、局地的凹地に生ずる土壌。ナトリウム塩(NaCl,Na2CO3など)を多量に含んでいる。日本をはじめ多くの温暖多雨気候の土地では、土壌は浸透水によって加水分解され、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの塩基類は溶脱して土壌の酸性化を招くが、ステップや砂漠地方ではわずかな降水の大部分が蒸発し、一部の浸透水はナトリウム成分を分解するだけで、排水不良の凹地にナトリウム塩を集積させる。乾燥盆地内の凹所には白斑(はくはん)状の集積物をもつ表土が散見され、地下水位の深い草地と対照的な景観をみせる。土壌の反応は中性から弱アルカリ性(pH8程度)で、アルカリ土のような強アルカリ性ではないが、高い塩分濃度のためにほとんど植物の生育をみない。ロシアではこの種の土壌をソロンチャクとよぶ。日本には存在しないが、塩分を含む点で類似の土壌として造成直後の干拓地土壌がある。[浅海重夫]

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