グレートスモーキーさんみゃく‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【グレートスモーキー山脈国立公園】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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グレート・スモーキー山脈国立公園 (グレートスモーキーさんみゃくこくりつこうえん)
Great Smokey Mountains National Park
アメリカ合衆国ノース・カロライナ州とテネシー州の州境にある国立公園。面積2092km2,1930年指定。アパラチア山系のグレート・スモーキー山脈に沿い,長さ約110km,幅30km程度の山岳公園である。山脈には標高1800mを超える山が25もある。湿潤温暖気候の山脈で,森林におおわれ,100種類以上の樹木と,花を咲かせる1300種以上の植物で知られている。山頂にはいつも雲や霧がかかり,遠くからみると山から煙が立ち上っているように見えるので,〈グレート・スモーキー〉という名称がつけられた。
執筆者:菅野 峰明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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グレートスモーキーさんみゃくこくりつこうえん【グレート-スモーキー山脈国立公園】
1983年に登録されたアメリカの世界遺産(自然遺産)で、アパラチア山脈の南部に位置する。公園内には1800mを超す山が16ある。温暖多湿の気候によって立ち上る霧が、グレート・スモーキーという名の由来。公園のほぼ95%は森で、その4分の1が原生林であり、北米で最大の落葉温帯原生林の一つである。標高差が激しいこと、豊富な雨量、原生林の存在が、公園の生物相を極めて豊かにし、130種もの樹木を含む3500以上の植物種が植生している。そして200種以上の鳥類、50種以上の哺乳類、50種の魚類、39種の爬虫類、さらに多くの無肺サンショウウオを含む43種の両生類が生息している。またアメリカグマの集団が生息して、少なくとも1800頭に達し、ミンクやビーバーなどの毛皮獣も多数生息する。これらが評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はGreat Smoky Mountains National Park
出典 講談社世界遺産詳解について 情報
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グレート・スモーキー山脈国立公園【グレートスモーキーさんみゃくこくりつこうえん】
米国,ノース・カロライナとテネシー両州にまたがる国立公園(1930年指定)。アパラチア山脈の一部のグレート・スモーキーGreat Smoky山脈一帯で,最高点はクリングマンズ・ドーム(2024m)。森林におおわれ,特にシャクナゲが美しい。山頂がいつも雲や霧に覆われ,煙って見えるためこの名がある。1983年,世界自然遺産に登録。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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