CNを含む化合物の総称.【Ⅰ】金属塩:Li以外のアルカリ金属,アルカリ土類金属の塩は,イオン結合性で,構造はそれぞれの塩化物に似ている.水に可溶.水溶液は加水分解してアルカリ性を示す.また,酸を加えるとHCNを発生する.水溶液は空気中のCO2によってもHCNと炭酸塩を生じる.重金属の塩の多くでは,共有結合性を増し,水に難溶なものが多い.猛毒,有毒のものが多い.【Ⅱ】金属錯体:多くの金属がCNを配位した安定なシアノ錯体をつくる.代表的なものに,K3[FeⅢ (CN)6],K4[FeⅡ (CN)6]などがある.【Ⅲ】ハロゲンとは,共有結合性の化合物をつくる.塩化シアンはその一例である.また,アルキル基やアリール基と結合したアセトニトリルCH3CN,プロピオノニトリルC2H5CNなどのニトリルがある.有毒,猛毒物質が多い.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
一般式MICNで示される化合物で、シアン化水素HCNの塩をいう。また、ニトリルやシアノ錯塩もシアン化物とよばれることがある。
[編集部]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…炭化水素基にシアン基-C≡Nが結合した化合物の総称で,シアン化物ともいう。一般式R-C≡N。…
※「シアン化物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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