ポップス

デジタル大辞泉 「ポップス」の意味・読み・例文・類語

ポップス(pops)

ポピュラーミュージック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ポップス」の意味・読み・例文・類語

ポップス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] pops ) 「ポピュラーミュージック」のこと。
    1. [初出の実例]「三宮の知らないポップスをそろって口ずさみながら」(出典:脱サラリーマン殺人事件(1972)〈藤村正太〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ポップス」の意味・わかりやすい解説

ポップス

ポピュラー音楽を指す和製英語。アメリカでは,popularを短縮したpopという語は,〈ポップ・チューンpop tune〉(通俗的な曲),〈ポップ・ロックpop rock〉(わかりやすいロック)あるいは〈ポップ・アート〉などといった使い方をするが,ポップスという語はクラシック音楽分野で〈ボストン・ポップス・コンサート〉(平易な小品などを集めて一般向きに企画された公演)のように使用する場合を除いては使用しない。なおルイ・アームストロング,ポール・ホワイトマンなどの愛称をPopsというが,これはpapaからきた語で〈おやじさん〉といった意味であり,発音は〈パップス〉である。
ポピュラー音楽
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポップス」の意味・わかりやすい解説

ポップス
ぽっぷす
pops

いわゆるクラシック音楽以外のポピュラー・ミュージック、あるいはポピュラー・ソングを意味する略語であり、通称でもある。単にポップといわれる場合も多い。俗語では「おやじさん」の意味だが、ジャズ界やポピュラー音楽界では、とくに勢力のあるリーダーや大人物に対する愛称として使われる。1920年代から30年代にかけて世界的名声のあったダンス楽団の指揮者ポール・ホワイトマンPaul Whiteman(1890―1967)、ジャズの巨人ルイ・アームストロングが「ポップス」とよばれたことはその好例。なお、クラシック音楽界では、一般に親しまれている名曲セミ・クラシック曲、あるいは映画音楽など肩の凝らないメロディを主とした番組による軽い音楽会を、1850年代からポップス・コンサートと称している。

青木 啓]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

音楽用語ダス 「ポップス」の解説

ポップス

ポピュラー・ミュージックの略。西欧のクラシックでも伝統音楽でもない、大衆音楽のこと。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android