年金事務所(読み)ネンキンジムショ

デジタル大辞泉 「年金事務所」の意味・読み・例文・類語

ねんきん‐じむしょ【年金事務所】

日本年金機構が運営する窓口機関。社会保険庁廃止に伴って、社会保険事務所から名称が変更されたもので、全国312か所に設置されている。年金手帳年金証書の再発行、健康保険厚生年金保険に関する事業所からの届出受付保険料徴収、年金相談などの業務を行っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「年金事務所」の意味・わかりやすい解説

年金事務所
ねんきんじむしょ

日本年金機構の第一線の現業機関。全国主要都市312か所に設置されている。2010年(平成22)1月に廃止された旧社会保険庁の社会保険事務所の業務を継承して発足した。厚生年金保険、国民年金適用・保険料徴収、年金相談のほか、全国健康保険協会(協会けんぽ)と船員保険の適用・保険料徴収業務も厚生年金業務と一体的に行う。年金相談については、街角年金相談センター(日本年金機構の委託により全国78か所に設置)でも受け付ける。なお、旧社会保険事務所が扱っていた政府管掌健康保険保険給付保健事業の業務は、2008年10月に設立された全国健康保険協会が継承している。

[山崎泰彦 2017年2月16日]

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