斯う(読み)コウ

デジタル大辞泉 「斯う」の意味・読み・例文・類語

こう〔かう〕【×斯う】

[副]《「か(斯)く」の音変化》
1 話し手の行動、または、聞き手よりも話し手に近い関係にある事物の状況をさす。このように。こんなふうに。「斯う書くのは誤りです」「斯うなったからには、覚悟しなければなるまい」
2 話し手が、いま述べたばかりの、または、すぐあとに述べる事柄をさす。「…と、斯う父は口癖のように言っています」「父の遺書には斯う書いてありました。『葬式無用』と」
3 (感動詞的に用いて)言葉に詰まったときなどに用いる。「何か斯う、気が晴れ晴れすることはないか」
4 人を導くなど、他人の動作を促すときに用いる。このように。こちらへ。
「まづ―お通りやれ」〈虎清狂・猿座頭〉
[類語]斯く斯く・こうこう・これこれ・かよう・こんな・こういう・このよう・かかる・斯く・しかじか・なに・なにか・なにかしら・なになに

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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