飛鳥井(読み)アスカイ

デジタル大辞泉 「飛鳥井」の意味・読み・例文・類語

あすかい〔あすかゐ〕【飛鳥井】

姓氏の一。藤原北家ほっけから出た難波頼経なんばよりつねの子である雅経まさつねに始まる。
[補説]「飛鳥井」姓の人物
飛鳥井雅有あすかいまさあり
飛鳥井雅親あすかいまさちか
飛鳥井雅経あすかいまさつね
飛鳥井雅世あすかいまさよ

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精選版 日本国語大辞典 「飛鳥井」の意味・読み・例文・類語

あすか‐い‥ゐ【飛鳥井】

  1. [ 一 ] 奈良県明日香村、飛鳥坐(あすかにいます)神社の前にある井戸
  2. [ 二 ] 京都市中京区二条、柳馬場(やなぎのばんば)通あたりにあった万里小路(までのこうじ)の井戸。
  3. [ 三 ] 催馬楽の、律の歌の曲名。「楽家録‐巻之六・催馬楽歌字」に「あすかゐに、やどりはすべしあけ」の歌い出しで所収

あすかいあすかゐ【飛鳥井】

  1. [ 一 ] 姓氏の一つ
  2. [ 二 ] 藤原北家(ほっけ)の出の花山院家一門。難波雅経に始まる。和歌蹴鞠(けまり)の家として知られる。

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「飛鳥井」の解説

あすかい【飛鳥井】

福井の日本酒。酒名は、足利時代公家・飛鳥井氏がこの地で誕生したことに由来大吟醸酒純米酒本醸造酒などがある。原料米は五百万石など。仕込み水は蔵の前にある八坂神社湧水名水百選「御前水」。蔵元の「丹生酒造」は享保元年(1716)創業所在地は丹生郡越前町天王。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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