返り点 かえりてん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 漢文訓読において、漢文の字の順序が日本語と相違する場合、原文の字順とは逆に下から上へ返って読むこと(返読)を示す符号。返読符ともいう。現在…
かえり‐てん(かへり‥)【返点】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢文を訓読するとき、読む順序を示すため、漢字の左下隅につける符号。レ、一・二・三、上・中・下、甲・乙・丙、天・地・人などを用いる…
返り点 (かえりてん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 漢文を訓読する場合に,語序が中国語と日本語とでは相違するので,中国語の語序を日本語の語序に合わせるため,読む順序を示す記号。,一・二・三,…
かえり‐てん〔かへり‐〕【返り点】
- デジタル大辞泉
- 漢文の訓読で、返り読みの順序を示すために施される符号。漢字の左下に小さく記入するもので、「レ、一・二・三、上・中・下、甲・乙・丙、天・地・…
返り点【かえりてん】
- 百科事典マイペディア
- 訓点の一つ。漢文訓読の際,原文の語序を転倒して読むことを示すために記す符号。レ・一二三・上中下・甲乙丙・天地人など。一字返読用のものを特に…
かえり‐てんじょう(かへりテンジャウ)【還殿上】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 昇殿を停められた四、五位の殿上人が、のちに、再び昇殿を許されること。特に、六位でも昇殿できる蔵人(くろうど)が、その役をやめて地…
キエリテン きえりてん yellow-throated marten [学] Martes flavigula
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 哺乳(ほにゅう)綱食肉目イタチ科の動物。東シベリアから中国東部、ジャワ、ボルネオ島などに分布する。体長60~70センチメートル、尾長45センチメー…
かえり‐て(かへり‥)【却て・反て】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 動詞「かえる(反)」の連用形に助詞「て」の付いてできたもの。漢文の「却」「還」などの訓読に当てられ、副詞として用いられるように…
かん‐じょう(クヮン‥)【還昇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 殿上人で昇殿を停止された者が再び昇殿を許されること。かんじょ。げんじょ。げんじょう。かえりてんじょう。[初出の実例]「参二東宮一、…
ほん‐ぜん【本善】
- デジタル大辞泉
- 本来的な、善である性質。「俄にわかに―の心に復かえりて」〈逍遥・当世書生気質〉
ぼう‐よみ【棒読】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 漢文を、返点(かえりてん)など付けないで字の順に読むこと。[初出の実例]「棒読(ボウヨミ)にやらかしたのだ。曹操槊を横て詩を賦すと読…
かえり‐て〔かへり‐〕【▽却りて】
- デジタル大辞泉
- [副]反対に。逆に。かえって。「いかにいとほしげならむと侮りしを、―心恥づかしきまでなむ見ゆる」〈源・玉鬘〉
かえっ‐て(かへっ‥)【却て・反て】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 副詞 〙 ( 副詞「かえりて」の変化した語。促音を表記しない「かえて」の形もある )① =かえりて(却━)①[初出の実例]「汝(いまし)忍びずして吾に…
かえり‐てんじょう〔かへりテンジヤウ〕【▽還り殿上】
- デジタル大辞泉
- 1 「還昇かんじょう」に同じ。「―して五位の蔵人になりて」〈承応版狭衣・一〉2 上皇が再び皇位につくこと。重祚ちょうそ。「のちには―して称徳天…
かえり‐てがた(かへり‥)【返手形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 預り証文の一つ。身売りなどの場合、受け取った金銭を返すか、年期が満了すると本人を返す旨を書いた証書。[初出の実例]「むねくるし夜の…
はなみ‐どき【花見時】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 花見の時節。桜花の盛りの時期。また、それぞれの花の見ごろ。[初出の実例]「軒端ながらに梅が香は、主人ゆかしく春風に、往来の人も見か…
みかえりてがた【見返り手形】
- 改訂新版 世界大百科事典
きょうやえりてん【《京屋襟店》】
- 改訂新版 世界大百科事典
黄襟貂 (キエリテン)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。哺乳類
お‐はね【▽御跳ね】
- デジタル大辞泉
- はねかえり娘。おてんば。
おこしかえり
- 改訂新版 世界大百科事典
ぶっかえり
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 歌舞伎の仕掛け衣装の一種。演技中に衣装を一瞬に変化させる方法で,ほかに「引抜き」という方法がある。衣装の肩の部分で上半身の衣装を前後から綴…
かえりだち【還立】 の 饗((あるじ))
- 精選版 日本国語大辞典
- ① =かえりだち(還立)①[初出の実例]「使還立饗事」(出典:九暦‐九暦抄・天徳三年(959)四月二三日)② =かえりあるじ(還饗)①[初出の実例]「兼輔…
エリティス えりてぃす Odysseus Elytis (1911―1996)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ギリシアの詩人。本名Alepoudelis。クレタ島出身。初期の詩集『方向』(1939)と『第一の太陽』(1943)によってシュルレアリスムの詩人として名声を…
あて‐あて【当て当て/宛宛】
- デジタル大辞泉
- それぞれに割り当てること。分担。「由ある受領などをえりて、―に催し給ふ」〈源・澪標〉
お‐はね【御跳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「はね」は「はねかえり」の略 ) 女らしいしとやかさのない娘を人名のように言った語。はねかえり娘。おてんば。[初出…
couvée /kuve/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [女]➊ (親鳥が抱える)一かえりの卵;一かえりの雛(ひな).➋ ⸨集合的に⸩ 同世代の人々.
かえし‐もの〔かへし‐〕【返し物】
- デジタル大辞泉
- 1 他人から借りて返すべきもの。2 返礼の品物。おかえし。「中元の返し物」3 催馬楽さいばらなどで、呂りょから律、または律から呂へ調子を移して…
て‐ん
- デジタル大辞泉
- [連語]⇒てむ[連語]
て‐・ん
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 ⇒てむ
かえっ‐て〔かへつ‐〕【▽却って/▽反って】
- デジタル大辞泉
- [副]《「かえりて」の音変化》予想とは反対になるさま。反対に。逆に。「安物を買ったら、―高くついた」[用法]かえって・むしろ――「病人のほうがか…
はねかえり定数 はねかえりていすう
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
はね‐かえり〔‐かへり〕【跳ね返り】
- デジタル大辞泉
- 1 はねてもとの方へ戻ること。また、そのもの。2 ある事をした結果、影響が他の事柄に及ぶこと。「増税の景気への跳ね返りが心配だ」3 軽はずみな…
おかえりモネ
- デジタル大辞泉プラス
- NHKのドラマシリーズ「朝の連続テレビ小説」の作品のひとつ。2021年5月~10月放映。宮城県気仙沼市、登米市を舞台に気象予報士を目指す女性の成長を…
さんじゅうさん‐てん〔サンジフサン‐〕【三十三天】
- デジタル大辞泉
- ⇒忉利天とうりてん
かえり‐だち(かへり‥)【還立】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 賀茂、石清水の臨時祭、春日祭などが終了したのち、祭の使いや舞人、楽人たちが宮中へもどって清涼殿の東庭にならび立って神楽を演じ、…
戻り道 もどりみち
- 日中辞典 第3版
- →かえりみち(帰り道)
かえし‐ぶみ〔かへし‐〕【返し文】
- デジタル大辞泉
- 返事の手紙。返書。かえりぶみ。
てん
- 改訂新版 世界大百科事典
てんつるてん
- デジタル大辞泉
- 《近世語》[名・形動]「つんつるてん」に同じ。「―の古ゆかたもよほど育ったと見えて」〈滑・浮世風呂・四〉[副]三味線の音を表す語。「歌や三味…
てん‐つく‐てん
- デジタル大辞泉
- [副]囃子はやしの太鼓の音を表す語。「祭り囃子ばやしがてんつくてんと響く」[類語]てれつく・でんでん・どんつく・すってんてれつく
いき‐かえり〔‐かへり〕【行き帰り】
- デジタル大辞泉
- ⇒ゆきかえり
【眄】はんべん
- 普及版 字通
- かえりみる。字通「」の項目を見る。
原虎胤 (はら-とらたね)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1497-1564 戦国時代の武将。明応6年生まれ。武田信虎,信玄の家臣。日蓮(にちれん)宗を信じ,信玄の改宗の命にしたがわず,天文(てんぶん)22年甲斐(か…
かん‐きょう(クヮンキャウ)【還饗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かえりあるじ(還饗)
とかえり‐ばな(とかへり‥)【十返花】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =とかえり(十返)の花
【顧看】こかん
- 普及版 字通
- かえりみる。字通「顧」の項目を見る。
り‐てん【利点】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 利益のある点。有利な点。得なところ。また、長所。すぐれたところ。[初出の実例]「肉感的な手足の指の先き細な処に利点を見せてゐた」(…
かえり‐み(かへり‥)【顧】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 後方をふりかえってみること。[初出の実例]「岡のさき い廻(た)むるごとに 万(よろづ)たび 可弊里見(カヘリみ)しつつ」(出典:万葉集(…
いきかえり【行き帰り】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- ⇒ゆきかえり(行き帰り)