アッシリア‐ご【アッシリア語】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 バビロニア方言と並ぶ、古代メソポタミアに行なわれていたアッカド語の方言。
a・si・rio, ria, [a.sí.rjo, -.rja]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] アッシリアの.━[男] [女] アッシリア人.━[男] アッシリア語.
assiro-babilonése
- 伊和中辞典 2版
- [形]アッシリアとバビロニアの arte ~|アッシリアとバビロニアの芸術. [名](男)アッカド語(アッシリアとバビロニアで用いられた言語).
As・syr・i・ol・o・gy /əsìriάlədʒi | -ɔ́l-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]アッシリア学,古代アッシリア研究.
assyrien, ne
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [形]アッシリアの.━[名]((A~))アッシリア人.
assiro
- 伊和中辞典 2版
- [形]アッシリアの. [名](男) 1 [(女) -a]アッシリア人. 2 [単のみ]アッシリア語.
アッシリア‐がく【アッシリア学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 主としてアッカド語で記された楔形(くさびがた)文書を資料にして、古代西アジア諸民族の言語、歴史、文化などを研究する学問。オリエント…
サルゴン1世 サルゴンいっせい Sargon I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア古王国の王 (在位前 1850頃) 。この王の治世については詳細にはわかっていないが,アッシリアの領土は広がり,通商も盛んとなり,カッパド…
アッシリア【亜西里亜・亜祭里亜】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Assyria ) アジア西南部、チグリス‐ユーフラテス川上流地域の古名。また、ここに起こったセム系アッシリア人の帝国。紀元前二〇〇〇年期初頭に主都…
ティグラト=ピレゼル1世 ティグラト=ピレゼルいっせい Tiglath-Pileser I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王 (在位前 1116~1076) 。アッシリア名トゥクルティ=アパル=エシャラ。西は地中海から,東は小アジアの北シリア沿岸にまで帝国の…
ボッタ
- 百科事典マイペディア
- フランスの考古学者。領事としてイラクのモスルに在住中,1842年コルサバードでサルゴン2世の壮麗な宮殿跡を発見し,1844年にかけて発掘,アッシリ…
アッシリア学 あっしりあがく Assyriology
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 楔形(くさびがた)文字、およびこれを使用した民族の文化と歴史を研究する学問。オリエント地方で発見された40万個近い楔形文字粘土板その他の解読と…
マンナイ人 マンナイじん Mannai; Mannaeans
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代イラン北西部のマンナ地方にいた民族。フルリ人の一派と考えられる。前1千年紀アッシリアの記録に初出。遺跡からは青銅器などを多く出土し,スキ…
assyrien, enne /asirjε̃, εn/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [形] アッシリア Assyrie の.Assyrien, enne[名] アッシリア人.
サルゴン[2世]【サルゴン】
- 百科事典マイペディア
- 新アッシリア王(在位前721年―前705年)。おそらく前王シャルマネセル5世の弟。王位を奪ってサルゴン朝を興す。イスラエル王国(北)の首都サマリア…
シャルマネゼル1世 シャルマネゼルいっせい Shalmaneser I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王 (在位前 1275~45) 。アッシリア名シュルマヌ=アシャリドゥ。アダド=ニラリ1世の子。父王の興した国を引継ぎ,北メソポタミア…
バビロニア Babylonia
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 元来「シュメールとアッカド」と呼ばれていたメソポタミア地域の名称。バビロン第1王朝のハンムラビが再統一を果たしたことから,その市にちなんでバ…
アッシリア美術 アッシリアびじゅつ Assyrian art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 初期 (前 2000~1500頃) ,中期 (前 1500~1000頃) ,後期 (前 1000~612頃) のうち,アッシリア美術の特性が帝国の強大化に伴って確立されたのは,…
サルゴン2世 サルゴンにせい Sargon II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前705アッシリア帝国の王 (在位前 722~705) 。サルゴンはアッシリア語シャルル=キン (「王は正統」の意) のヘブライ語読み (イザヤ書 20…
レヤード
- 百科事典マイペディア
- 英国の考古学者,外交官。パリ生れ。1845年以来ニネベを発掘して成果を上げ,またバビロンの遺跡を調査。のち外務省に入り,スペイン大使(1869年―18…
A・shur /άːʃuər, ʃ-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]アッシュール(◇アッシリアの最高神;戦争の神).
シャルマネゼル5世 シャルマネゼルごせい Shalmaneser V
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王 (在位前 727~722) 。アッシリア名シュルマヌ=アシャリドゥ。サルゴン2世にいたるまでの5年間アッシリアを統治。旧約聖書ではサ…
アダド=ニラリ3世 アダド=ニラリさんせい Adad-nirari III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王。在位前 810~783年。シャムシ=アダド5世の子。アッシリア西部のオロンテス河谷に戦い,前 802年にはダマスカスを制圧し,賠償…
シャムシ・アダド(1世) しゃむしあだど Šamši-Adad Ⅰ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。古代アッシリアの大王(在位前1750ころ~前1717)。それまで北メソポタミアに限定されていたアッシリア王国を古代オリエントの一大帝国…
アッシュール Assur Ashur
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッシリアの最高神。その起源,名前の語源,性格などについては定説がない。ウル第3王朝時代(前2112-前2004)以来,同名の都市アッシュールおよび…
コルデワイ
- 百科事典マイペディア
- ドイツの考古学者。ハルツ生れ。考古学における建築研究法を確立し,イタリアでギリシア建築の発掘に従事。1898年―1917年ドイツ・オリエント学会の委…
シャルマネゼル3世 シャルマネゼルさんせい Shalmaneser III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王 (在位前 859~824) 。アッシリア名シュルマヌ=アシャリドゥ。在位中シリア全域とパレスチナ,さらにバビロニア北部にまでアッシ…
ナボポラッサル Nabopolassar
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前605.8.16.新バビロニア帝国初代の王 (在位前 626~605) 。バビロニア名ナブ=アパル=ウスル。前 625年バビロンでアッシリアから独立,前…
アッシュール Assur
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリアの国家神。首都アッシュールの守護神。彼の名は「慈愛深きもの」を意味し,豊穣肥沃の神としてしゅろの枝で囲まれた姿で表わされる。また…
アルパド Arpad
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代北シリアのアラム人の町。アレッポの北方 25kmに位置する。現シリアのタルリファトと同定される。前9世紀頃はアッシリアの支配下にあり,前 754…
ティグラトピレセル[3世]【ティグラトピレセル】
- 百科事典マイペディア
- アッシリア王(在位前744年―前727年)。衰えたアッシリアを再興,バビロニア,アルメニア,シリア,アラビアを征服,史上最大の版図をもたらした。行…
アッシュール・ウバルリト2世 アッシュール・ウバルリトにせい Ashur Uballit II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国最後の王 (在位前 611~609) 。前 612年のニネベの陥落により,アッシリア帝国は滅亡に瀕した。ハルランに閉じこもって再起を企図した…
イシュタル Ishtar
- 旺文社世界史事典 三訂版
- バビロニア・アッシリアの豊穣・愛欲・戦争をつかさどる女神アッシリアの勢力増大にともなって各地に広がり,セム語族系民族の神話にも影響を与えた…
シャルマネゼル4世 シャルマネゼルよんせい Shalmaneser IV
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王 (在位前 782~772) 。アッシリア名シュルマヌ=アシャリドゥ。カルデアに対してしばしば遠征を行なったことで知られている。
アッシュル・バニパル Aššur-banipal
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- (在位前669/前668~前627)アッシリア王。エジプト遠征中に没した父王エサルハドンのあとを継いで即位。エジプト,エラムを征服してアッシリアの最大…
メロダク=バラダン2世 メロダク=バラダンにせい Merodach-Baladan II
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前694頃.南エラムバビロンの王 (在位前 721~711,前 703~702) 。バビロニア名マルドゥク=アパル=イッディナ。カルデア人の部族ビート・…
アッシュール(神) あっしゅーる Aššur
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アッシリア帝国で厚い尊崇を受けていた有力な神。アッシリアおよび後のシリアの名はこの名に発する。アッシリア帝国では、各都市ごとにアッシュール…
キュロス1世 キュロスいっせい Kyros I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前7世紀末に活躍したアケメネス朝ペルシアの王キュロス2世の祖父。キロス1世とも表記される。ペルシア名クラシュ。ティスペスの子。エラム王国のスー…
アッシュール・ウバルリト1世 アッシュール・ウバルリトいっせい Ashur Uballit I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王 (在位前 1360頃) 。ヒッタイトと連合してミタンニの属国の地位を脱して独立。次いでカッシート人と結んでヒッタイトとフルリ人を…
アッシュール
- 百科事典マイペディア
- アッシリア帝国の中心都市で,前14世紀後半から前883年までの首都。その遺跡はイラク北部のモースル南方110km,ティグリス川右岸にある。20世紀初頭…
ネコ1世 ネコいっせい Necho I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代エジプト第 26王朝 (前 664~525) 初代の王。前 672~664年頃活躍。第 24王朝のリビア系王族の子孫と考えられる。前 671年アッシリア王エサルハ…
アッシュル神(アッシュルしん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アッシリア神話の天地創造の神。もとアッシュル市の市神であったが,アッシリアの勢力が伸張するに従い,マルドゥク神に代わって最高神になった。何…
アッシリア語 あっしりあご Assyrian
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代メソポタミアの北西部で使われた言語。南東部のバビロニア語とともにアッカド語と総称される。紀元前2000年以前は記録資料も少なく、バビロニア…
アダド=ニラリ1世 アダド=ニラリいっせい Adad-nirari I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アッシリア帝国の王。在位前 1308~1275年。バビロニアのカッシート人を破り,メソポタミア北西部を征服。またザグロス山地の遠征にも成功し,アッシ…
アッカド語 あっかどご Akkadian
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代メソポタミア地方で使われた言語。セム語族に属し、そのなかでは北東セム語派を形成する。北西部(アッシリア)と南東部(バビロニア)の2方言に…
ウラルトゥ Urartu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前9~7世紀にかけてアッシリア北方のバン湖周辺を中心に栄えた王国。ヘブライ語名アララト。首都はバン湖東岸沿いのビアイナ (現バン) 。王国の中心…
ウラルトゥ Urartu
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- トルコ東部ヴァン湖付近を本拠に前13世紀頃に成立した国家。ウラルトゥとはアッシリア側のアララト山周辺地域をさす名称に由来し,みずからはビアネ…
アッシュル Aššur[アッカド],Ashur[英]
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ティグリス川中流域,西岸に位置する古代都市(現カルアト・シェルカト)。前2千年紀初頭には都市国家を形成し,以後アッシリア国家の首都となる。前9…
アッシリア美術 (アッシリアびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッシリアの美術は,メソポタミア美術最後の,最も発達した段階を示すものである。アッシリアはメソポタミア北部の都市アッシュールを本拠とし,前2…
ニネヴェ Nineveh
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ティグリス川左岸にあったアッシリアの首都アッシリアは,アッシュールやコルサバードなど,首都を変えることが多かったが,ニネヴェはセナケリブ王…