テル・エル・アマルナ てるえるあまるな Tell el-Amarna
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エジプトのカイロとルクソールのほぼ中間、ナイル東岸にある遺跡。古代エジプトただ一度の一神教時代の王都。略称はアマルナ。第18王朝の10代目の王…
アマルナ‐もんじょ【アマルナ文書】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( アマルナはAmarna ) エジプトのテル‐エル‐アマルナの王宮付属文庫跡で発見された紀元前一四世紀の外交書簡およびその他の文書群。楔形(くさびがた)…
モアブ語 モアブご Moabite language
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- モアブの王メシャの記念碑に刻まれた言語。この碑文は前8世紀のもので,アマルナ文書に次いで古いカナン語文献である。ヘブライ語と非常によく似てい…
アマルナ文書(アマルナもんじょ)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- テル・エル・アマルナ遺跡から発見(1887年)された世界最古の外交文書。アメンヘテプ3世,アメンヘテプ4世,ツタンカーメンの治世にヒッタイト,ミタ…
テル‐エル‐アマルナ(Tell el-Amarna)
- デジタル大辞泉
- エジプト、ナイル川中流東岸にある遺跡。古代エジプト新王国第18王朝アメンホテプ4世(イクナートン)が王都をテーベから同地に移し、太陽神アトンを…
アマルナ時代(アマルナじだい) Amarna
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- (1)広義には,アマルナ文書の時代である前14世紀をいう。エジプト第18王朝を中心として,オリエント諸国の間に広い国際関係が発展した。(2)狭義には…
アマルナ時代 アマルナじだい Amarna Age
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代エジプトで特に革新的であった第18王朝のアメンホテプ3世・アメンホテプ4世の時代(前1413〜前1350)。狭義には首都をテーベからテル−エル−ア…
アメンヘテプ[3世]【アメンヘテプ】
- 百科事典マイペディア
- エジプト第18王朝の王(在位前1402年ころ―前1364年ころ)。トトメス4世とミタンニ王女の子。エジプト帝国繁栄の絶頂に即位,アマルナ文書に見えるよ…
テル・エル・アマルナ Tell el-Amarna
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 中部エジプトにある第18王朝アクエンアテン王が建設した新都アケトアテンの遺跡。アテン神を唯一神とする宗教改革を断行するために都市計画にもとづ…
アマルナ文書【アマルナもんじょ】
- 百科事典マイペディア
- 楔形(くさびがた)文字で書かれた,アメンヘテプ3世,同4世統治時代(アマルナ時代)の粘土板文書。1887年,エジプトのテル・エル・アマルナTel el-…
アマルナ文書 あまるなもんじょ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- エジプト、カイロの南約312キロメートルにある、第18王朝のアメンヘテプ4世(イクナートン)の都アケト・アテン(アテンの地平線。今日のテル・エル…
アマルナ文書 アマルナもんじょ Amarna tablets
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エジプトのカイロの南方約 300kmにあるアマルナ (古代エジプト第 18王朝アメンホテプ4世〈別名イクナートン〉の築いた都市) から 1887年に偶然発見さ…
アマルナ‐もんじょ【アマルナ文書】
- デジタル大辞泉
- 《Amarna letters》エジプトのテル‐エル‐アマルナにあるアメンホテプ4世(イクナートン)の王宮跡から発見された約370枚の粘土板文書。前14世紀、メ…
アマルナ文書 (アマルナもんじょ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中エジプトのアマルナ出土の楔形文字粘土板文書。前14世紀のオリエント世界の国際関係を知る重要な史料である。1887(一説には86)年一農婦によって…
カナン語【カナンご】
- 百科事典マイペディア
- シリア,パレスティナ地方で用いられた言語群の総称で,アラム語とともに北西セム語派を構成する。Canaanite。古カナン語はアマルナ文書中にみられる…
カナン語 カナンご Canaanite languages
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シリア,パレスチナ地方に話された,互いに近い関係にある古代語の総称。 (1) アマルナ文書で知られる古代カナン語 (前 15世紀) 。 (2) メシャ碑文で…
イクナートン いくなーとん Ikhnaton
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。古代エジプト第18王朝10代目の王(在位前1379~前1362)。アメンヘテプ3世の子として生まれた彼は、アメンヘテプ4世と命名された。「ア…
アマルナ時代【アマルナじだい】
- 百科事典マイペディア
- 広義には,アマルナ文書に示されるように,エジプトを中心にオリエント諸国の間に広い国際関係の発達した時代(前14世紀前半から中葉)。狭義には,…
シケム Shechem
- 改訂新版 世界大百科事典
- パレスティナ中部山地にあった古代の町。東方シリア方面への道,西方海岸方面への道,南方エルサレム方面への道の会合する地点に位置して,政治・経…
カナーン語 かなーんご Canaanite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代カナーンの地(パレスチナ)で話された、セム語族・北西セム語派に属する一群の言語。ヘブライ語とフェニキア語を代表とし、両言語とも紀元前100…
アマルナ‐じだい【アマルナ時代】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( アマルナはAmarna ) 紀元前一四世紀中頃、エジプト第一八王朝のイクナートン王が、アトンの一神教による宗教改革を図り、アマルナに都を定めた時代…
カッシート朝 かっしーとちょう Kassite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン西部、ザーグロス山脈地方を原住地とするインド・ヨーロッパ語族の一系統カッシュ人が、バビロニアに建てた王朝。カッシュ朝ともいう。カッシ…
アマルナ革命(アマルナかくめい)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒アマルナ時代
テル−エル−アマルナ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ⇨ アマルナ時代
テル・エル・アマルナ Tell el Amarna
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エジプト,カイロ上流約 300kmの中部エジプトのナイル川東岸にある古代の遺跡。第 18王朝アメンホテプ4世が即位後,太陽神アトンを信仰し,都をテー…
エル‐アマルナ(El Amarna)
- デジタル大辞泉
- ⇒テル‐エル‐アマルナ
アケトアテン
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ⇒テル・エル・アマルナ
テル・エルアマルナ Tell El Amarna
- 改訂新版 世界大百科事典
- →アマルナ
アマルナ(Amarna)
- デジタル大辞泉
- ⇒テル‐エル‐アマルナ
ハゾル Hazor
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ガリラヤ湖の北方約 16kmにあった古代パレスチナの都市。前 19世紀のエジプトのピラミッド・テキスト,前 17世紀のマリ文書,前 14世紀のアマルナ文…
リキア りきあ Lycia
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代、小アジアの南西部、カリア、ピシデア、パンヒリアに取り囲まれていた地域。クサントス、ピナラ、トロス、パタラ、ミラ、オリンポスがおもな都…
アマルナ時代 (アマルナじだい)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代エジプト第18王朝の宗教改革王イクナートン(在位,前1364ころ-前1347ころ)の新都アケトアテンの現在名にちなんでつけられた時代。アマルナに都…
アマルナ美術(アマルナびじゅつ)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- エジプト史上特異な芸術上の一時期の産物。異端王アメンヘテプ4世(前14世紀)は真実を第一義と考え,伝統を破って動的・写実主義的芸術を奨励した。彼…
アメンヘテプ[3世] Amenhetep Ⅲ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代エジプト第18王朝9代目の王。在位,前1402年ころ-前1364年ころ。王の治世はトトメス3世が建設したシリア,パレスティナ,ヌビアの植民地支配を軸…
ベイルート史 ベイルートし History of Beirut
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- レバノン共和国の首都ベイルートの歴史は古く,前 14世紀のアマルナ文書に初めて現れている。フェニキア人の都市として繁栄。のちにセレウコス朝,ロ…
アスカロン あすかろん Ascalon Askalon
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イスラエルのテル・アビブ南南西約50キロメートル、パレスチナの地中海沿岸にある古代都市遺跡。現在の都市アシュケロンAshqelonは遺跡の東北東2キロ…
アマルナ美術 (アマルナびじゅつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代エジプトの宗教改革王イクナートンが,その信奉するアテン信仰の原理に基づいて,自ら指導育成した反伝統的傾向の濃い芸術で,エジプト美術史上…
イクナートン
- 百科事典マイペディア
- エジプト第18王朝の王(在位前1364年ころ―前1347年ころ)。アメンヘテプ3世の子。唯一神アテンの信仰を唱導し,アメン神殿を閉鎖,神々の礼拝を禁じ…
メギド Megiddo
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エスドラエロン平野を見おろす古代パレスチナの都市。ハイファの南南東約 30kmにあり,軍事上,交易上の要衝。アラブ名テルアルムテセリム。現在は遺…
ラメセス[2世]【ラメセス】
- 百科事典マイペディア
- 古代エジプト第19王朝第3代の王(在位前1290年ころ―前1224年ころ)。ラムセスとも。アマルナ革命(アマルナ時代)によって衰微したエジプトを再建し…
アマルナ Amarna
- 改訂新版 世界大百科事典
- エジプト中部のナイル東岸にある古代エジプト第18王朝の宗教改革王イクナートンの都址。古代エジプト名アケトアテンAket-Aten(〈アテンの地平線〉の…
ミタンニ王国 ミタンニおうこく Kingdom of Mitanni
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前 16~14世紀に北メソポタミアに建国されたフルリ人の王国。ユーフラテス川の支流ハブル川上流のワシュカンニを首都として,イラン高原北西部から北…
ボルヒャルト Borchardt, Ludwig
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1863.10.5. ベルリン[没]1938.8.12. パリドイツのエジプト学者。ベルリン博物館のエジプト部で働き,A.エルマンの指導を受けたのち,カイロのエ…
旅券 りょけん passport
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 政府が、自国民の国籍や身分を証明し、外国政府に保護と扶助を要請する公文書。国際的に通用する世界共通の身分証明書で、パスポートともよばれる。…
デービス Davis, Norman de G.
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1865[没]1941イギリスの考古学者。 1898年,F.ペトリーのデンデラでの調査に参加し,以来,エジプト調査協会のデル・エル・ゲラウィ,テル・エル…
ネフェルティティ Nefertiti; Nefretete
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代エジプトの王妃。第 18王朝のイクナートン (在位前 1379~62) の妃。ミタンニの王女とも,エジプト貴族の娘ともいわれるが,出自は不明。ベルリ…
アメンホテプ(4世) Amenhotep Ⅳ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代エジプト第18王朝の王(在位前1367〜前1350)父王3世時代からアモン神崇拝の隆盛にともない,首都テーベの神官の政治介入や専横・堕落が増大し…
上エジプト(かみエジプト)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- デルタ(下(しも)エジプト)地方に対して,その南端メンフィスより上流のナイル河谷地方を呼ぶ。南限はほぼアスワン付近まで。下流からテル・エル・ア…
テュロス Tyros; Tsur
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- チュロス,ツールとも呼ばれる。フェニキアの古代都市。地中海東岸にあり,元来は島の上にあった。聖書ではツロ。現在レバノンの一小都市となってお…
セティ[1世] Sethi Ⅰ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代エジプト第19王朝2代目の王。在位,前1304ころ-前1290年ころ。王朝の始祖ラメセス1世の子。〈アマルナ革命〉の後遺症からの本格的な再建を目ざし…