「三国志」の検索結果

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【尚奇】しよう(しやう)き

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奇を好む。〔三国志、魏、王粲伝〕時に郡の康(けいかう)り。辭壯麗、好んで老を言ひ、奇を(たつと)び任なり。景元中に至り、事に坐して誅せらる。字…

【驍鋭】ぎよう(げう)えい

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勇ましくて勢いが強い。〔三国志、魏、袁紹伝注に引く英雄記〕()義、久しく涼州に在り、羌のひに曉す。兵皆驍なり。~(公孫)の軍、敗績す。字通…

【哽結】こう(かう)けつ

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泣きむせぶ。〔三国志、呉、孫登伝〕生きて國に無し。死して陛下に重(ぢゆうせき)(大きな憂え)を貽(のこ)さん。此(ここ)を以て哽結を爲すのみ。字…

【輸誠】ゆせい

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誠心をつくす。〔三国志、蜀、先主伝〕力を盡しを(いた)し、六師を奬(励)し、~凶を撲討し、以て稷(しやしよく)(国家)をんじ、以てに報ぜん。字…

【歴史】れきし

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過去の変遷の記録。〔三国志、呉、呉主伝注に引く呉書〕王、~志經略に存す。餘りと雖も、書傳を覽し、奇異をす。生のをね句をむのみなるに效(なら)…

【感激】かんげき

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心に深く感じて奮いたつ。〔三国志、蜀、諸亮伝〕先~猥(みだ)りに自ら枉屈して、三たび臣を廬の中にみる。~是れに由りて感激し、に先に許すに驅馳(…

【訶責】かせき

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り責める。〔三国志、呉、顧雍伝注に引く江表伝〕(顧雍の孫)、酒にひ、三たび(た)ちてひ、うて止まるを知らず。雍、(こころ)に之れを怒り、日を召…

【挂懐】けいかい(くわい)

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心にかける。気にする。〔三国志演義、六十二〕(劉備)統にうて謝罪して曰く、昨日は酒にひ、言語觸忤(しよくご)せり。幸ひに挂懷すること勿(なか)…

【険阨】けんやく

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地勢がけわしい。〔三国志、呉、朱桓伝〕今戰はば必ず敗れ、敗れば必ず走らん。走るは當(まさ)に夾石・挂車に由るべし。此の兩は皆險阨、~則ち彼の…

【険要】けんよう(えう)

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けわしく要害の地。〔三国志、魏、徐晃伝〕此の閣は、中の險、咽喉なり。劉備、外を斷して以て、關中を取らんと欲す。將軍一擧して、克(よ)くの計を…

【奢倹】しやけん

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奢侈と倹約。〔三国志、魏、衛伝〕禮に、天子のに必ず金玉のり、飮の肴に必ず珍の味り。凶に至りては、則ち膳を徹しをす。~奢儉のは必ず世の豐に(な…

【賛述】さんじゆつ

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ほめたたえて述べる。〔三国志、蜀、陳震伝〕亮、兄瑾に與ふる書に曰く、孝(震)忠純の性、老いて篤(あつ)し。其の東西(呉・蜀)を贊するにびては…

【符讖】ふしん

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未来記。符命と図讖。〔三国志、蜀、後主伝注に引く諸亮集〕(三月詔)昭烈皇(劉備)叡(めいえい)のを體し、武を光演す。~符讖を奉順し、位をて號…

【屯居】とんきよ

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集団ですむ。〔三国志、呉、諸恪伝〕恪、府に到り、乃ち四郡の屬長に移書し、各をして其の疆界を保たしめ、らかに部伍を立て、其のに從ふ民は、悉(こ…

【聡思】そうし

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さとく思慮深い。〔三国志、魏、方技、杜〕(き)、律を善くし、思人にぐ。絲竹、能くせざる靡(な)し。~、統、~先代の古樂を紹復するは、皆より始ま…

【謐然】ひつぜん

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やすらかなさま。〔三国志、魏、東夷伝〕景初中、大いに師を興し、(公孫)淵を誅し、軍を潛(ひそ)めてにび、樂浪・帶方の郡を收む。而る後、表謐然…

【籠】さくろう

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布張り籠。〔三国志、魏、崔伝に引く魏略〕人、の書を得、以て籠に裹(つつ)みて、の中を行く。時にと宿(かね)てならざるり。~に之れを白(まを)す。…

【傲世】ごう(がう)せい

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世におごりたかぶる。〔三国志、魏、崔伝〕の此の書、世に傲り怨謗(えんばう)すと白(まう)すり。太怒り、~を罰して徒隷と爲す。人をして之れをしむ…

【忝汚】てんお(を)

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辱めけがす。〔三国志、魏、卓伝注に引く献帝起居注〕凶に(あら)はれ、穢(いんわい)發聞す。を損辱し、宗を忝汚す。皇太后、へに母儀無く、統亂す。…

【飛書】ひしよ

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匿名の手紙。また、急ぎの手紙。〔三国志、魏、趙儼伝〕將皆喜び、(すなは)ち地を作り、飛書を(や)にして(曹)仁に與へ、息數(しばしば)ず。北軍も…

【輩類】はいるい

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なかま。同輩。〔三国志、魏、夏侯玄伝〕中正(官)は則ち唯だ其の行迹を考へ、其の高下を別ち、輩を審定するのみ~臺閣之れを(す)べ、其の(えら)ぶ…

【陪陵】ばいりよう

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王陵の左右に作る功臣の陵。〔三国志、魏、武帝紀〕そ侯は左右に居りて以てし、大夫は後に居る。制に亦た之れを陪陵と謂ふ。其の大臣列將の功る、宜…

お‐むす【御娘】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語。「むす」は「むすめ(娘)」の略 ) 他人の娘の敬称、愛称。[初出の実例]「なふおむす達、愛宕(あたごちまき)も皮をと…

【礼俗】れいぞく

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礼儀習俗。世のしきたり。〔三国志、魏、阮籍伝注に引く魏氏春秋〕(阮)、曠不羈(ふき)、禮俗に拘せられず。性至孝、居喪常檢に(したが)はずと雖も…

【雄豪】ゆうごう(がう)

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豪雄の人。〔三国志、魏、武帝紀評〕末、天下大いに亂れ、雄豪竝びる。~太籌(はかりごと)を(めぐ)らし、謀を演(の)べ、宇を鞭撻(べんたつ)す。~抑(…

借东风 jiè dōngfēng

中日辞典 第3版
<慣>東風(ひがしかぜ)を借りる;チャンスをとらえる.よい機会に乗じる.▶『三国志演義』で諸葛孔明と周瑜が東から吹く風の助けを借りて,曹操軍を…

【耽意】たんい

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うちこむ。〔三国志、蜀、郤正伝〕少(わか)くして~單(たんけい)隻立、に安んじ學を好み、く(典籍)を覽る。~性榮利に澹(淡)にして、尤もに耽す…

【邸閣】ていかく

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米などの食糧を貯蔵する建物。のち邸宅の意とする。〔三国志、蜀、後主伝〕十一年、亮、軍をして米をび、斜谷口に集めしめ、斜谷の邸閣を治む。字通…

【諦思】ていし

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よく考える。〔三国志、魏、杜畿伝〕民嘗(かつ)て辭し、相ひぐるり。畿(き)、親しく見て、爲に大義を陳(の)べ、歸りて之れを諦思せしむ。字通「諦」…

【奴僕】どぼく

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しもべ。〔三国志、魏、楊俊伝〕宗族知故の、人の略すると爲り、奴僕と作(な)る、(すべ)て六家、俊、皆財を傾けて之れを贖(あがな)ふ。字通「奴」の…

【食時】しよくじ

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食事をする時間。しばらくの間。〔三国志、呉、呂伝〕、手づから枹鼓(ふうこ)を執り、士卒皆踊して自ら升(のぼ)り、時にして之れを破る。字通「食」…

【隧穴】すいけつ

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地下の道。〔三国志、魏、東夷伝、高句麗〕其の國の東に大り。隧と名づく。十、國中大いに會し、隧をへ、國にり、東上して之れを祭り、木隧を坐に置…

【掌統】しよう(しやう)とう

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統轄する。〔三国志、魏、徐胡二王伝評〕(徐・胡質・王昶・王基)皆方任を掌統し、を垂れ績を(あら)はす。國の良臣、時の士(げんし)と謂ふべし。字…

【種落】しゆらく

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種族によって構成する部落。〔三国志、魏、斉王芳紀〕(正始七年春二月)貊(わいばく)を討ちて皆之れを破る。韓奚等數十國、各種をゐてる。字通「種…

【囚俘】しゆう(しう)ふ

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捕虜。捕虜とする。〔三国志、呉、周瑜伝〕十一年、~・保の二屯を討ち、其の渠帥(きょすい)(首領)を梟(けう)(梟首)し、餘口を囚俘とす。字通「…

【跼天】きよくてん

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跼天蹐地。天にくぐまり、地にぬきあしする。身をひそめる。〔三国志、呉、歩隲伝〕是(ここ)を以て民をして跼天蹐地せしむ。誰(たれ)か戰慄せざらん…

【後憂】こうゆう(いう)

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後日の憂。〔三国志、魏、衛伝〕人民、州に入する、十餘家。~將各競ひて招懷して、以て部曲と爲す。~兵家に彊(つよ)し。一旦變動らば、必ず後憂ら…

【紀載】きさい

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記載。〔三国志、呉、曜伝〕世に古り。其の紀載する、に無多し。書に在るも、亦た復(ま)た錯す。~異同を考合し、耳目のぶをして、以て洞紀を作る。…

【嬉娯】きご

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たのしみ。〔三国志、呉、孫和伝〕夫(そ)れ人ほ嬉無きこと能はず。嬉の好は、亦た飮宴・琴書・射のに在り。何ぞ必ずしもして、然る後にと爲さんや。…

【雅士】がし

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上品な人物。〔三国志、魏、伝〕(曹植の)家丞(けいぎよう)は、北土のなり。少(わか)くして高を秉り、玄靜澹泊、言少なく理多し。眞に士なり。字通…

【快士】かい(くわい)し

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快男児。〔三国志、蜀、黄権伝〕宣王(司馬懿)、亮に與ふる書に曰く、衡(権)は快士なり。坐するに、足下をし、口實(常のかたりぐさ)を去らずと…

【蘭石】らんせき

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蘭の香気と、石の堅質。美質。〔三国志、魏、公孫淵伝注に引く魏書〕淵、生まれながらにして石のり。少(わか)くして悌(がいてい)の訓を含む。字通「…

【恋慕】れんぼ

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恋いしたう。〔三国志、魏、満伝〕汝南の兵民戀し、大小相ひゐ、路に隨し、禁止すべからず。~詔して、をして親兵千人を將(ひき)ゐて、自ら相ひ隨は…

じゅうはっ‐し(ジフハッ‥)【十八史】

精選版 日本国語大辞典
中国の正史で、史記以下宋史に至る一八の総称。すなわち、史記・漢書・後漢書・三国志・晉書・宋書・南斉書・梁書・陳書・後魏書・北斉書・周書・隋…

【凶】きようき

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よこしま。〔三国志、魏、傅伝〕孫、關を破り、州を(あは)せしの後、志盈(み)ち欲滿ち、凶以て極まれり。~今、以(すで)に死し、~外齊慮、同舟の懼(…

【駆除】くじよ(ぢよ)

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はらいのぞく。〔三国志、呉、呂伝〕子(魯粛)の(孫権)に答ふる書に云ふ、王のるや、皆驅除するり。(関)は忌むに足らずと。此れ子、~外大言を…

【公事】こうじ

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公務。〔三国志、蜀、劉巴伝〕自ら歸附して素に非ざるを以て、猜せられんことを懼れ、恭默守靜、いて私無く、事に非ざれば言はず。~そ誥策命は、皆…

【行検】こう(かう)けん

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行いをひきしめる。品行。〔三国志、魏、曹仁伝〕仁、少時行檢を脩めず。長じて將と爲るにび、嚴整にして法令を奉ず。常に科を左右に置き、案じて以…

【感戴】かんたい

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ありがたく思う。〔三国志、呉、朱桓伝〕きて疫にふ。~桓、良を部し、隱(ひそ)かにを親(みづか)らし、粥(そんしゆく)相ひ繼がしむ。士民之れを感戴…

【愍】びんじゆつ

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あわれみ憂える。〔三国志、魏、陳留王奐伝〕詔して曰く、相國晉王、(おほ)いに慮をき、四を光被し、武功を震(しんえう)す。~江表を愍し、~示すに…

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放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

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