険要(読み)ケンヨウ

デジタル大辞泉 「険要」の意味・読み・例文・類語

けん‐よう〔‐エウ〕【険要】

[名・形動]地勢がけわしくて、敵を防ぐのに都合のよいこと。また、そのような所や、そのさま。「険要の(な)地に城を築く」
[類語]要害天険険難険阻険峻峻険急峻険所険しい峻峭峻抜峻岳峻峰峻嶺高峰高嶺奇峰

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精選版 日本国語大辞典 「険要」の意味・読み・例文・類語

けん‐よう‥エウ【険要】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 地勢がけわしく、守るのにつごうのよいこと。また、そのさま。または、その地。
    1. [初出の実例]「加氏と智留とを撰抜し各三万人を率て両地の険要を守らしむ」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)
    2. [その他の文献]〔魏志‐劉馥伝〕

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普及版 字通 「険要」の読み・字形・画数・意味

【険要】けんよう(えう)

けわしく要害の地。〔三国志、魏、徐晃伝〕此の閣は、中の險咽喉なり。劉備、外を斷して以て、關中を取らんと欲す。將軍一擧して、克(よ)くの計を奪ふ。善の善なるなり。

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