いでんしりょうほうのれきし【遺伝子療法の歴史】
- 家庭医学館
- 遺伝子療法のルーツは、米国を中心に分子生物学という分野で発展してきた「DNA(遺伝子)組み替え」の研究です。この応用として、遺伝子治療の…
戻し交雑【もどしこうざつ】
- 百科事典マイペディア
- 戻し交配とも。雑種第1代と,その両親のいずれかとの交雑。親は真の親でなくても,同一の遺伝子型をもつものであればよい。ある対立遺伝子について…
遺伝 (いでん) inheritance heredity
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 遺伝の様式 相同染色体と対立遺伝子 表現型と遺伝子型 対立遺伝子の関係 遺伝子・形質の分離 独立遺伝 連鎖と交叉 性…
トランスジェニック動物 とらんすじぇにっくどうぶつ transgenic animal
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ほかの生物の遺伝子を人為的方法によって導入したり、遺伝子を組み換えて作出された動物。成長ホルモン遺伝子を導入して通常のマウスの2倍に成長させ…
遺伝子型 (いでんしがた) genotype
- 改訂新版 世界大百科事典
- 生物の形質(表現型)は遺伝的に決定されているが,遺伝的構成と形質は必ずしも一致しない場合があり,遺伝的構成が異なっても同じ形質が現れる場合…
オリバー スミシーズ Oliver Smithies
- 現代外国人名録2016
- 職業・肩書生体臨床医学者 ノースカロライナ大学医学部教授国籍米国生年月日1925年6月23日出生地英国ウェストヨークシャー州ハリファクス専門ES細胞…
しょきか‐いんし〔シヨキクワ‐〕【初期化因子】
- デジタル大辞泉
- 皮膚などの採取しやすい体細胞に導入し、幹細胞と同じくさまざまな細胞に分化・増殖できる状態にする初期化を促す遺伝子の総称。iPS細胞で使用される…
たせい‐ざっしゅ【多性雑種】
- デジタル大辞泉
- 二対以上の異なる対立遺伝子をもつ両親間の雑種。多遺伝子雑種。
がんはっせいのめかにずむ【がん発生のメカニズム】
- 家庭医学館
- ◎がん発生に関する遺伝子(いでんし) ◎がんを発生させる環境要因 ◎細胞ががん化するまで ◎がん発生に関する遺伝子 ●がんを発生させる遺伝子 …
位置効果 いちこうか position effect
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝子が染色体上のどの位置にあるかによって,表現型に生じてくる効果が異なること。遺伝学の原則的な考え方によれば,各遺伝子は独立して形質発現…
遺伝的浮動
- 知恵蔵
- 集団の遺伝子頻度が自然淘汰とは無関係に変化すること。繁殖の過程で多数の遺伝的組み合わせのうちの1組が機械的に選ばれるため、特定の遺伝子が偶然…
ノックアウトマウス knock-out mouse
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 特定の遺伝子の機能をこわした実験用のマウス。遺伝子の生体内の機能を研究する有力なモデル動物となる。標的となる遺伝子機能の破壊は,塩基配列が…
核外遺伝 (かくがいいでん) extranuclear inheritance
- 改訂新版 世界大百科事典
- 遺伝子の大部分は染色体を構成し,核に存在する。この核内遺伝子はメンデルの法則に従って両親から子どもへ伝達される。しかし,生物は核内遺伝子以…
出生前診断 しゅっせいぜんしんだん Prenatal diagnosis (遺伝的要因による疾患)
- 六訂版 家庭医学大全科
- さまざまな診断がある 妊娠中に胎児の状態を検査して診断することを、出生前診断といいます。出生前診断の分類としては、①無侵襲(むしんしゅう)的検…
変異 へんい variation
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 同一種あるいは一つの繁殖集団内の個体間にみられる形質の違いをいう。形質とは元来生物の分類の指標となる形態的要素をさしたが、G・J・メンデル以…
はんせい‐いでん(‥ヰデン)【伴性遺伝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 性染色体(男性はXY、女性はXX)にある遺伝子による普通形質の遺伝。性別と一定の関係をもって遺伝する。例えば色覚の遺伝子はX染色…
組換えDNA (くみかえディーエヌエー) recombinant DNA
- 改訂新版 世界大百科事典
- 特定目的のために,DNA断片を人工的につなぎあわせて得られる増殖可能なDNAをいう。組換えDNAの作成,または組換えDNAを用いる実験を組換えDNA実験と…
いでんてき‐ふどう〔ヰデンテキ‐〕【遺伝的浮動】
- デジタル大辞泉
- 生物の個体群において、適応とは無関係に、ある形質にかかわる遺伝子が無作為に選択され、次世代に伝わる遺伝子の頻度が変動すること。比較的個体数…
遺伝子診断 いでんししんだん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 特定遺伝子の有無や遺伝子の異常から病気を診断する手法。遺伝子の異常で起こる病気は約4000種もあるといわれるが、本人の細胞の遺伝子(DNA)配列を…
トランスジェニック動物 トランスジェニックドウブツ transgenic animal
- 化学辞典 第2版
- 人為的に外来遺伝子を導入した動物.広い意味では,ノックアウトマウスを含む遺伝子を人為的に操作した動物すべてをさす.
генномодифици́рованн|ый
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- [形1]遺伝子組み換えの‐генномодифици́рованные проду́кты|遺伝子組み換え食品
genetic material
- 英和 用語・用例辞典
- 遺伝子試料genetic materialの用例A Japanese researcher was indicted on charges of stealing genetic material on Alzheimer’s disease.アルツハ…
transgênico, ca /trɐ̃zˈʒẽniku, ka/
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(ポルトガル語・日本語の部)
- [形][ブ]遺伝子組み換えのmilho transgênico|遺伝子組み換えトウモロコシ.
meme /míːm/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]《生物》ミーム(◇遺伝子のように人の間で伝わる情報の基本単位).[gene(遺伝子)からの造語]
バリアント(variant)
- デジタル大辞泉
- 1 変型。変種。2 本文の異同。また、異同のある本文。異文。「写本のバリアント」3 同一種の生物集団の中に見られる遺伝子型の違い。同一種であっ…
いでんてき‐へんい〔ヰデンテキ‐〕【遺伝的変異】
- デジタル大辞泉
- 遺伝子突然変異・染色体突然変異を含めて、遺伝子構成の変化による変異。変異した形質は子孫に遺伝する。
伴性遺伝 (ばんせいいでん) sex-linked inheritance
- 改訂新版 世界大百科事典
- 性染色体の上に座を占める遺伝子の遺伝様式は,常染色体上の遺伝子の遺伝様式と異なり,性型に依存した遺伝子の伝達と分離をおこなう。これを伴性遺…
遺伝子型と表現型 いでんしがたとひょうげんがた Genotype and phenotype (遺伝的要因による疾患)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 染色体 ヒトの細胞構造の中心にある核のなかには、46本の「染色体」が含まれています。染色体は、1番から22番までの番号がついている「常染色体(じ…
基因密码 jīyīn mìmǎ
- 中日辞典 第3版
- <生化学>遺伝子コード.破译pòyì~/遺伝子コードを解読する.
複数の遺伝子の変異による疾患(多因子遺伝性疾患) ふくすうのいでんしのへんいによるしっかん(たいんしいでんせいしっかん) Disorders caused by multiple gene defects (Multifactorial genetic disease) (遺伝的要因による疾患)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 大正時代の日本の医学書に「唇裂(しんれつ)・口蓋裂(こうがいれつ)は白人に多い病気で日本人にはまれ」と記載されたものがあります。現在のような…
トランスポゾン
- 知恵蔵
- 染色体(DNA)上を移動することができる遺伝子。転移因子ともいう。B.マクリントックがトウモロコシの斑入り現象を引き起こす調節遺伝子で初めて発見し…
ジフェニルピクリルヒドラジル diphenyl picryl hydrazyl
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- DPPHと略記する。不対電子を1個有する遊離基で,安定なため単離できる。固体は黒紫色の結晶で,分解点が 138℃である。磁気化学の標準試料として使用…
CRP シーアールピー
- 化学辞典 第2版
- C-reactive proteinの略称.炎症のマーカーとして臨床検査に用いられているタンパク質.肝臓で合成される血清タンパク質で炎症時に増加する.肺炎球…
cdc遺伝子
- 栄養・生化学辞典
- 細胞分裂サイクルに関与する遺伝子の意味で,多くの遺伝子が特に酵母で同定されている.
génétiquement /ʒenetikmɑ̃/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [副] 遺伝学的に,遺伝子的に.organisme génétiquement modifié|遺伝子組み換え作物(OGM).
遺伝子組換え
- 栄養・生化学辞典
- 人為的に遺伝子工学の手法を用いて試験管内で遺伝子を組み換えること.
on・co・gene /άŋkədʒìːn, -kou- | ɔ́ŋ-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]《医学・遺伝》がん遺伝子,腫瘍(しゅよう)遺伝子,オンコジーン.òncogénic, òncogenétic[形]
リキッド‐バイオプシー(liquid biopsy)
- デジタル大辞泉
- 血液・尿・唾液など、わずかな体液サンプルを採取して診断する検査法。がんや腫瘍しゅように特徴的なバイオマーカーを検出するほか、線虫の反応を利…
遺伝子工学 いでんしこうがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ある遺伝子DNA(遺伝子の本体であるデオキシリボ核酸)と生細胞内で自己増殖できるDNA分子を酵素などを用いて試験管内で切断し、つなぎ換えて新しい…
遺伝子異常はすべて病気? (遺伝的要因による疾患)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 赤血球が溶血(ようけつ)する鎌状(かまじょう)赤血球症はヨーロッパでは貧血の原因として重視されていますが、保因者の人は高所に登って酸素分圧が…
ひょうげん‐がた〔ヘウゲン‐〕【表現型】
- デジタル大辞泉
- 生物の示す形態的、生理的な性質。遺伝子に規定されて発現する形質。ひょうげんけい。→遺伝子型
遺伝【いでん】
- 百科事典マイペディア
- 子が親に似ること,つまり親の形質が子孫に伝えられることだが,現代の生物学では遺伝子の伝授の現象をいう。1865年メンデルによって形質の伝わり方…
gen・ic /dʒénik/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]《生物》遺伝子(gene)の;遺伝子に似た[から生じる,に関する].
trans・gé・ni・co, ca, [trans.xé.ni.ko, -.ka]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] 遺伝子組み換えの.━[男] 遺伝子組み換え食品[有機物・技術].
gé・ni・co, ca, [xé.ni.ko, -.ka]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [形] 遺伝子の.terapia génica|遺伝子治療.
トランスポゾン transposon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ある染色体から他の染色体に転移する遺伝子単位。細菌,酵母,トウモロコシ,ショウジョウバエからヒトに至るまで広く分布している。薬剤耐性や重金…
アルフレッド・ヘンリー スタートバント Alfred Henry Sturtevant
- 20世紀西洋人名事典
- 1891.11.21 - 1970.4.6 米国の動物学者,遺伝学者。 元・カリフォルニア理工科大学教授。 イリノイ州ジャクソンビル生まれ。 大学卒業後、プリンス…
劇症肝炎とウイルスの遺伝子型 (肝臓・胆嚢・膵臓の病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 劇症肝炎の原因となる肝炎ウイルスのなかで、A型、B型およびC型についてはウイルスの遺伝子型と病態との関連が検討されています。ここではB型肝炎…
クヌートセン仮説【Knudsen hypothesis】
- 法則の辞典
- 両側性の遺伝性網膜芽細胞腫に対しての説明.もし一つの癌抑制遺伝子に,遺伝的な変異が認められた場合,他の対立遺伝子を不活化するためにはもう一…
じゅんけい‐ぶんり【純系分離】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 遺伝子型が不均等な個体の集団から、同型の遺伝子をもつ系統を分離すること。純系淘汰。