「化合物」の検索結果

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もの‐あし【物悪】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容詞シク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何事につけてもさきゆきがよくない。めぐり合わせが悪い。[初出の実例]「時にあひ給はず、物あしき人、…

もの‐あわせ(‥あはせ)【物合】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 歌合、根合、香合、絵合など、左右に分かれて物事を比べ合わせ、優劣を競う遊戯の総称。[初出の実例]「ものあはせ、なにくれと挑むことに…

もの‐うち【物打】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 太刀(たち)などで物を打ち切る時、その物に最も多く触れる所。切先(きっさき)から一〇センチメートルほどのところで、刀身が広がりはじめ…

もの‐うと・し【物疎】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容詞ク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となくいとわしい。どこか親しめない。[初出の実例]「冷え入りにたれば、けはひ、ものうとくなり行く」(…

もの‐がくし【物隠】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「ものかくし」とも )① おおい隠すこと。物事をつつみ隠すこと。隠しだて。[初出の実例]「ものかくしは、懲りぬらんかし」(出典:源氏…

もの‐がしら【物頭】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 武家時代、弓組・鉄砲組などの長。足軽頭・同心頭の類。武頭(ぶがしら)。物頭役。足軽大将。[初出の実例]「ものがしらに馬あひつけ、鏑…

もの‐がら【物柄】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物や人などの質。[初出の実例]「頼朝こそ猶本体とひしと思て、物がらもさこそきこえければ」(出典:愚管抄(1220)五)

もの‐ぐるわし・い(‥ぐるはしい)【物狂】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ものぐるはし 〘 形容詞シク活用 〙 =ものぐるおしい(物狂)[初出の実例]「惜しく悔しう悲しければ、つつみもあ…

もの‐けざやか【物けざやか】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となく目に立つさま。何となくあざやかであるさま。[初出の実例]「内辺りは中宮の御方の更衣などの…

ものし‐げ【物げ】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 動詞「ものする(物)」の連用形に接尾語「げ」の付いたもの ) 「ありげ」の尊敬表現。おいでになるらしい様子。[初出の実…

もの‐たち【物断】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 神仏に願(がん)かけなどをして、ある飲食物をとらないこと。「茶だち」「塩だち」など。→断物(たちもの)

もの‐た・りる【物足】

精選版 日本国語大辞典
〘 自動詞 ラ行上一 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 満足する。十分だと思う。[初出の実例]「物足(モノタ)りる迄追窮する勇気を有(も)ってゐなかったのです…

もの‐づつみ【物慎】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 遠慮すること。控え目にすること。引っ込み思案なこと。[初出の実例]「世の人に似ずものづつみをし給て」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕…

もの‐のぞき【物覗】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物事をのぞいて見ること。のぞき見すること。[初出の実例]「もののぞきの心もさめぬめり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)

もの‐はしたな・し【物はしたなし】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容詞ク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 )① ずけずけとして、つっけんどんである。ぶしつけである。そっけない。[初出の実例]「あれは誰そ、あらはな…

もの‐はじめ【物始】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物事を始めること。物事が始まること。事始め。手始め。[初出の実例]「心くるしき事をも物はじめにみるかなとなげくをみるにも」(出典:…

よしなし‐もの【由無物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 つまらないもの。無用の長物。[初出の実例]「女どもこそよしなし物と思ひたれども、我家にもていきて、使ふべきやうのあるなり」(出典:…

よそえ‐もの(よそへ‥)【寄物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 なぞらえる物。かこつける物。[初出の実例]「『イヤ、これも能(よい)よそへ物が御ざる』『何によそゆるぞ』」(出典:虎寛本狂言・萩大名…

りゅうこう‐もの(リウカウ‥)【流行物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ある時期、世にもてはやされて流行しているもの。はやりもの。[初出の実例]「月に日に改まりゆく東京の流行物(リウカウモノ)の其中に」(…

まれ‐もの【稀物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 たぐいのないほどすぐれた品物。珍しいもの。珍品。[初出の実例]「命をつなぐ稀(マレ)ものの生捕」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701…

まざり‐もの【混物・雑物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =まじりもの(混物)[初出の実例]「何ともいえず不愉快な、まざりもののある高飛車な態度に出る」(出典:記念碑(1955)〈堀田善衛〉)

やさい‐もの【野菜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =やさい(野菜)[初出の実例]「九月四日北野大将軍の祭礼には、産子の町にて芋の茎其外色々の野菜物をもて、神輿をつくり出せり」(出典…

せんざい‐もの【前栽物・前菜物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 青物。野菜。前栽。[初出の実例]「前栽物(センゼヘモノ)を買ふに、そんな真似しちゃアゐねえ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

しん‐もつ【神物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「じんもつ」とも )① 神の所有する物。仏物・人物などと区別される。また、神に供える物。台・瓶子(へいじ)・灯明、衣服・沓・扇・櫛の…

しゅっぱん‐ぶつ【出版物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 出版された書物、図画など。刊行物。[初出の実例]「出版物(シュッパンブツ)の草稿が出来ると〈略〉都て書林の引受けで」(出典:福翁自伝…

しょうこ‐ぶつ【証拠物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 その物の存在と状態が証拠となるもの。物的証拠。証拠物件。物証。[初出の実例]「已十一月晦日に指上げ候証拠物」(出典:島田記(1819)…

じし‐もつ(ヂシ‥)【地子物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 地子(小作料・地代)として納められる物。米など。また、荘園から納められる年貢。所領からのあがり。[初出の実例]「更無レ沽二却彼庄地…

じつろく‐もの【実録物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 事実に空想をまじえて潤色し、読者の興味をひくように書かれた読物や脚本。お家騒動をあつかった「伊達騒動」や仇討をあつかった「赤穂義…

しどう‐ぶつ(シダウ‥)【祠堂物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 先祖の供養のため寺に寄進する物品。[初出の実例]「ただしかの米弐石五升かり申候而、大樹寺しだう物之事候」(出典:諸寺文書纂‐九・弘治…

そうじ‐もの(サウジ‥)【精進物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =しょうじんもの(精進物)[初出の実例]「さうじものなければ、むまときより後に、揖取のきのふつりたりし鯛に、銭なければ、米をとりか…

たんぜん‐もの【丹前物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 歌舞伎所作事の一系統。丹前姿の若衆の踊る趣向のもの。多く、行列・槍踊りなどの振りが付随する。「女夫松高砂丹前」「花錦嫩丹前」など…

ちしき‐ぶつ【知識物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仏語。堂舎・仏像などの建立に、結縁(けちえん)して寄進する財物。勧進。勧化。[初出の実例]「上野国碓氷郡人外従七位上石上部君諸弟。〈…

ちょうだい‐もの(チャウダイ‥)【頂戴物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 頂戴したもの。いただきもの。たまわりもの。[初出の実例]「奥様にお目に懸ったら、頂戴物(チャウダイモノ)のお礼をよく申上げなよ」(出…

たんご‐もの【丹後物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 丹後国(京都府北部)から産出する物。特に、織物をいう。② ( 丹後鰯(いわし)の縁で、赤鰯にかけていう語 ) 切れ味の悪い刀のこと。[初…

ひゃくしょう‐もの(ヒャクシャウ‥)【百姓物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 狂言の分類の一つ。年貢を上納しにきた百姓をシテとした脇狂言。「佐渡狐」「筑紫奥(つくしのおく)」など。

ひょう‐もの(ヘウ‥)【俵物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 俵に入れたもの。また俵づめした穀類。俵子(ひょうす)。ひょうもつ。たわらもの。[初出の実例]「杉ばへの俵物(ヒャウモノ)、山もさながら…

ぶつ‐がい(‥グヮイ)【物外】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 物質界のほか。形ある物以外の世界。世事を離れた所。俗世間の外。[初出の実例]「物外囂塵遠、山中幽隠親」(出典:懐風藻(751)奉和藤太…

ぶつ‐ぐ【物具】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 道具。器具。

ぶつ‐そらい【物徂徠】

精選版 日本国語大辞典
( 江戸前期の儒者 ) ⇒おぎゅうそらい(荻生徂徠)

ぶつ‐めい【物名】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 物の名。名称。[初出の実例]「其語を筆して此書の本科となしたれば、其物名称謂の厖雑、訛謬も亦少からざるを知る」(出典:米欧回覧実記…

ぐんき‐もの【軍記物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 文芸作品などのうち、いくさを主要な題材とし、武士の活躍を描写したものの総称。① 江戸時代に作られた小説の一つ。いくさを材料として、…

けいせい‐もの【傾城物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 名題に「傾城」の語を用い、内容にも傾城買いの場面が出てくる歌舞伎の脚本。② 歌舞伎舞踊の一系統。傾城の心境、生活などを描き、郭の…

こうぎょう‐もの(コウギャウ‥)【興行物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 入場料または観覧料をとって観客に公開する催し物。演劇、相撲、ボクシングなどの類。[初出の実例]「昨日は〈略〉所々で興行物があった」…

けんちく‐ぶつ【建築物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 建築したもの。家屋、倉庫などの類。建造物。たてもの。[初出の実例]「美しい草木や景色や建築物やが惜気もなく材料に使はれて居る」(出…

あそび‐もの【遊物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 慰みにもてあそぶもの。遊び道具。おもちゃ。[初出の実例]「をかしき絵、あそび物ども、取りにつかはして見せ奉り」(出典:源氏物語(10…

いちぎょう‐もの(イチギャウ‥)【一行物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 文字を一行に書いた墨蹟。[初出の実例]「床(とこ)には沢庵の一行物と有べきを」(出典:洒落本・契国策(1776)発端)

うき‐もの【浮物・浮者】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 水に浮いている物。また、水に浮かぶ軽い物。「憂き者」とかけて用いることが多い。[初出の実例]「流れゆく涙の川にうき物はおくらす人…

えいよう‐ぶつ(エイヤウ‥)【栄養物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 栄養素を多量に含んだ食品。[初出の実例]「手に入れたバターや食用油などの栄養物」(出典:記念碑(1955)〈堀田善衛〉)

丹前物 たんぜんもの

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
歌舞伎舞踊の一系統。歌舞伎技法の丹前を取入れたもので,ほぼ元禄年間 (1688~1704) に成立した。宝暦5 (55) 年江戸市村座で中村粂太郎が踊った五変…

曽我物 そがもの

日本大百科全書(ニッポニカ)
歌舞伎(かぶき)劇の一系列。曽我兄弟の事跡を扱った作品群をいう。先行芸能にも、鎌倉時代後期から室町時代にかけて成立した『曽我物語』の普及によ…