クラスター化合物 くらすたーかごうぶつ cluster compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 同一元素あるいは類似した元素の原子が3個以上集まってひとかたまりに結合している構造をクラスター構造とよび、その構造をもつ化合物をクラスター化…
芳香族化合物 ほうこうぞくかごうぶつ aromatic compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- すべての有機化合物は、脂肪族化合物と芳香族化合物に大別され、「芳香族化合物」はベンゼン環に代表されるような芳香族性を有する環をもつ化合物の…
ほうせつかごうぶつ【包接化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
芳香族化合物 ほうこうぞくかごうぶつ aromatic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 狭義には,分子中にベンゼン環を含む有機化合物をさすが,広義には,このほかピリジンやその同族体,さらにピロール,フラン,チオフェンなどの誘導…
こうエネルギー‐かごうぶつ〔カウ‐クワガフブツ〕【高エネルギー化合物】
- デジタル大辞泉
- 生体内で加水分解される際に大きな自由エネルギーを放出する化合物。ATP・ホスホエノールピルビン酸・クレアチンリン酸などの高エネルギーリン酸化合…
芳香族化合物
- 栄養・生化学辞典
- ベンゼン核をもつ化合物の総称.
脂肪族化合物
- 栄養・生化学辞典
- 有機化合物の中で,炭素原子が鎖状につらなった分子.環状構造をとると脂肪族には入れないが,分枝しているものでも脂肪族に含める.
有機水銀化合物 (ゆうきすいぎんかごうぶつ) organomercury compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 環境汚染有機金属化合物の一種で,水銀と炭素との直接結合を有する化合物の総称。現在ではとくにアルキル基またはアリール基と結合した水銀…
あれんがたかごうぶつ【アレン型化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
エーテル(酸素化合物) えーてる ether
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一価アルコール2分子から水1分子がとれて生じた形の酸素化合物でR-O-R'の一般式で示される化合物の総称。ここでRとR'が等しいときに単一エーテル、異…
有機塩素化合物 ゆうきえんそかごうぶつ chlorinated organic compounds
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 炭素に結合した塩素を含む有機化合物。自然界にはほとんど存在せず,その多くが人工的に合成される。不燃性,脂溶性,殺菌・殺虫作用などの性質を利…
希ガス化合物 きがすかごうぶつ noble gas compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 学術用語としての正式名称は貴ガスnoble gas(の)化合物である。希ガス元素(貴ガス元素)の原子は安定な電子配置をとるので、価電子の関与する化学…
配位化合物 はいいかごうぶつ coordination compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 錯体,錯化合物とほぼ同義。配位化合物というときは中心原子と配位子との間の化学結合が配位結合によるもののみをさすこともあるが,一般には化学結…
侵入型化合物【しんにゅうがたかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 金属の結晶格子または原子格子のすきまに,他の小さな非金属元素の原子が侵入してできる定比加合物である。しかし,ある程度,金属格子に溶けこんで…
脂肪族化合物【しぼうぞくかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 分子内の炭素原子の結合が鎖状で,環状構造を含まない有機化合物の総称。名は脂肪に含まれる脂肪酸に由来。→鎖式化合物→関連項目炭化水素
金属間化合物【きんぞくかんかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 2種またはそれ以上の金属元素が簡単な割合で結合し,成分元素とは違った新しい性質をもつようになった化合物をいう。合金に多く,たとえば銅合金で…
クラスレート化合物 クラスレートかごうぶつ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ニトロシル化合物 にとろしるかごうぶつ nitrosyl compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分子内にニトロシル基‐NOを含む無機化合物の総称(有機化合物の場合はニトロソ化合物とよぶ)。ハロゲン化物NOXは一酸化窒素とハロゲンの反応で得ら…
不定比化合物 ふていひかごうぶつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ベルトライド化合物
包接化合物 ほうせつかごうぶつ inclusion compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 分子化合物の一種で、一方の分子種が籠(かご)状、トンネル状あるいは層状の分子規模の空間をつくり、そこへ形状と寸法が適合する他方の分子種が収納…
クラスレート‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【クラスレート化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] clathrate compound の訳語 ) 籠状、筒状、層状の三次元骨格をもつ分子(ホスト)内に、小分子(ゲスト)がとり込まれた化合物…
かんしき‐かごうぶつ(クヮンシキクヮガフブツ)【環式化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 原子が環状に結合している化合物。主として有機化合物にみられる。
ハロゲン間化合物 ハロゲンカンカゴウブツ interhalogen compound
- 化学辞典 第2版
- 2種類のハロゲンX,Y間の化合物群.二元化合物では,化学式をXYn(ただし,XがYより原子番号が大)とすると,n = 1,3,5,7のものがある.n = 1:Cl…
脂肪族化合物 シボウゾクカゴウブツ aliphatic compound
- 化学辞典 第2版
- 炭素原子が一列に鎖状につながっているか,枝分れ構造をもっても環式構造をもたない有機化合物をいう.このような鎖式の構造をもった化合物が脂肪の…
テトラアルキルアンモニウム化合物 テトラアルキルアンモニウムカゴウブツ tetraalkylammonium compound
- 化学辞典 第2版
- 第四級アンモニウム化合物の一つ.一般式[R4N]+ X-で表される第四級アンモニウム化合物のうち,Rがアルキル基のものをいう.第三級アミンにハロゲ…
異極化合物 イキョクカゴウブツ heteropolar compound
- 化学辞典 第2版
- [同義異語]極性化合物
希ガス化合物 キガスカゴウブツ rare gas compound
- 化学辞典 第2版
- ファンデルワールス力による弱い結合しかもたない化合物として,包接化合物(クラスレート化合物),ごく不安定な二原子分子がある.包接化合物は水分…
ケージ化化合物 ケージカカゴウブツ caged compound
- 化学辞典 第2版
- 光照射によって活性型に変換できるように設計された化合物.実際には物理的なかごに入れるわけではなく,目的の化合物に光照射により除去できる保護…
大分子化合物 dàfēnzǐ huàhéwù
- 中日辞典 第3版
- <化学>高分子化合物.
有機水銀化合物 ゆうきすいぎんかごうぶつ organomercury compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルキル基やアリール基などの炭素原子と水銀の結合をもつ化合物の総称で、ジアルキル(またはジアリール)水銀R2Hg型と、ハロゲン化アルキル(また…
ふほうわ‐かごうぶつ〔フハウワクワガフブツ〕【不飽和化合物】
- デジタル大辞泉
- 有機化合物のうち、炭素原子間に不飽和結合をもつもの。
サンドイッチがた‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【サンドイッチ型化合物】
- デジタル大辞泉
- 二つの環状原子団が金属イオンを挟んだ形状になっている化合物。フェロセンFe(C5H5)2など。
ほうせつ‐かごうぶつ〔ハウセツクワガフブツ〕【包接化合物】
- デジタル大辞泉
- ⇒クラスレート化合物
ゆうきけいそ‐かごうぶつ〔イウキケイソクワガフブツ〕【有機×珪素化合物】
- デジタル大辞泉
- 炭素とケイ素の直接結合をもつ有機化合物の総称。有機化合物中の1個以上の炭素原子をケイ素原子に置換したもので、シリコーンをはじめ、工業・医療・…
がんすい‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【含水化合物】
- デジタル大辞泉
- 水和物すいわぶつのこと。
きんぞくかん‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【金属間化合物】
- デジタル大辞泉
- 2種以上の金属元素が結合し、新しい性質をもつようになった化合物。合金に多くみられる。
不飽和化合物 ふほうわかごうぶつ unsaturated compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物のなかで炭素‐炭素原子間に二重結合(C=C)や三重結合(C≡C)をもつ化合物をいう。環状構造にこれらの多重結合をもつものも不飽和化合物に…
金属間化合物 きんぞくかんかごうぶつ intermetallic compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属元素と他の金属元素あるいは非金属元素とが簡単な整数比の原子組成をもつ相を形成し、その結晶構造にも規則性があるとき、これを金属間化合物と…
電子不足化合物 でんしふそくかごうぶつ electron-deficient compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 共有結合にあずかる価電子殻が完全には電子で満たされていない状態で生成する化合物。典型元素(主要族元素)における共有結合では一般にnsnp軌道に…
ぶんしかんかごうぶつ【分子間化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ゆうきげるまにうむかごうぶつ【有機ゲルマニウム化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
金属間化合物 きんぞくかんかごうぶつ intermetallic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 2種以上の金属が簡単な整数比で結合した化合物。通常固体結晶としてのみ存在し,融解または高温で解離し,中間の温度域にしか存在しないものもある。…
天然有機化合物 てんねんゆうきかごうぶつ natural organic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天然に存在する有機化合物。大部分が生物によって生産される。糖類,アミノ酸,蛋白質,脂質,ステロイド,テルペン,アルカロイド,生体色素なども…
不定比化合物 フテイヒカゴウブツ nonstoichiometric compound
- 化学辞典 第2版
- [同義異語]ベルトリド化合物
无机化合物 wújī huàhéwù
- 中日辞典 第3版
- <化学>(⇔有机yǒujī化合物)無機化合物.
標識付け ヒョウシキヅケ labeling
- 化学辞典 第2版
- 化合物を構成する元素の一部を,その同位体で置き換えることをいう.[別用語参照]標識化合物
エノール
- 栄養・生化学辞典
- 式に示す構造をもつ化合物.カルボニル基をもつ化合物の互変異性体.
けっしょう‐ど(ケッシャウ‥)【結晶度】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 高分子化合物で、全体に対する結晶部分の重量分率をいう。化合物の構造、冷却、融解のときの温度や時間、外力などの諸条件で変化し、高…
カルボキシル基【カルボキシルき】
- 百科事典マイペディア
- 有機化合物の原子団の一種。構造は−COOH。カルボキシル基をもつ化合物は酸としての性質を示す。→カルボン酸
しゅく‐ごう(‥ガフ)【縮合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 有機化合物の反応形式の一つ。二個以上の同種または異種の有機化合物の分子が、水・アルコール・アンモニアなどの簡単な化合物を分離して…