幾何学 きかがく geometry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 数学は代数学、幾何学および解析学に大別されるが、そのなかでも幾何学はもっとも古くから発達した学問で、図形の研究を目的とする。[立花俊一]土…
幾何学【きかがく】
- 百科事典マイペディア
- 図形や空間の性質を研究する数学の部門。エジプト,バビロニア,ギリシアを通じて発展した初等幾何学はユークリッド幾何学に体系化されたが,近代以…
きかがく 幾何学
- 小学館 和伊中辞典 2版
- geometria(女) ◇幾何学的な 幾何学的な きかがくてきな geome̱trico[(男)複-ci] ◇幾何学的に 幾何学的に きかがくてきに geometricament…
幾何学 (きかがく) geometry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 ギリシアの幾何学 解析幾何学 射影幾何学 非ユークリッド幾何学 幾何学の統一と公理論 微分幾何学 リーマン幾何学 位…
きか‐がく【幾何学】
- デジタル大辞泉
- 図形や空間の性質を研究する数学の一部門。紀元前300年ころ、ユークリッドによって集大成され、現在は、微分幾何学・代数幾何学・位相幾何学などに発…
きか‐がく【幾何学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「幾何」は[英語] geometry の geo に中国音をあてた漢訳から ) 図形や空間の性質を研究する数学の部門。はじめは、古代ギリシアで成立…
幾何学 きかがく geometry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 人間が知覚できる空間内の物体や諸現象の観察を通してそこから得られた図形の性質を研究する必要性から起った学問。古典的な平面幾何学や立体幾何学…
きかがく【《幾何学》】
- 改訂新版 世界大百科事典
幾何学
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(和仏の部)
- géométrie [女]
きかがく
- プログレッシブ ロシア語辞典(和露編)
- 〚数〛геоме́трия幾何学模様геометри́ческий орна́мент
kiká-gaku, きかがく, 幾何学
- 現代日葡辞典
- A geometria.◇~ moyō幾何学模様O padrão geométrico.◇Heimen [Rittai;Kaiseki] ~平面[立体;解析]幾何学~ plana [s…
有限の幾何学 ゆうげんのきかがく finite geometry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有限体のうえの射影幾何学を,いくつかの公理のうえに組立てると,有限個の点,直線,平面から成る射影幾何学が得られる。このような射影幾何学を,…
geometrìa
- 伊和中辞典 2版
- [名](女)幾何学;幾何学書;(幾何学的)形状, 構図, 図案 ~ piana [solida]|平面[立体]幾何学 ~ analitica|解析幾何学 ~ euclidea|ユーク…
非ユークリッド幾何学 ひゆーくりっどきかがく non-Euclidean geometry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 楕円幾何学(だえんきかがく)と双曲幾何学を総称して非ユークリッド幾何学という。ユークリッド幾何学の公理系のなかで、いわゆる平行線の公理の独立…
ge・om・e・trize /dʒiάmətràiz | -ɔ́m-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [動](自)幾何学を研究する,幾何学的方法で処理[考察]する;(他)…を幾何学的図形にする,…に幾何学の原理を適用する.
解析幾何学【かいせききかがく】
- 百科事典マイペディア
- 座標幾何学とも。座標を用いて図形を方程式で表し,代数的計算を行った結果を再び幾何学的に解釈することにより図形の性質を研究する幾何学。デカル…
球面幾何学 きゅうめんきかがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 球面とそれに作用する回転群によって決まる古典幾何学(クラインの幾何学)をいう。球面上では2点を結ぶ最短線は大円弧であり、大円がユークリッド幾…
共形幾何学 きょうけいきかがく conformal geometry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 反転幾何学,メビウス幾何学ともいう。図形の性質のうち,メビウス変換 (円に対する反転) によって不変な性質を研究する幾何学をいう。平面上の図形…
アフィン幾何学 あふぃんきかがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ユークリッド幾何学から長さ、角の概念を取り去った幾何学をアフィン幾何学affine geometryという。ユークリッド幾何学より一般的であるが、射影幾何…
射影幾何学 しゃえいきかがく projective geometry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 幾何学の一分科であるが,ユークリッド幾何学,非ユークリッド幾何学を包括する,より一般的な幾何学としての特徴をもっている。射影幾何学への端緒…
非ユークリッド幾何学【ひユークリッドきかがく】
- 百科事典マイペディア
- ユークリッド幾何学の諸公理・公準のうち平行線公理だけを他の公理でおきかえて得られる幾何学。一直線外の一点を通りそれに平行な直線が無数に存在…
幾何学文【きかがくもん】
- 百科事典マイペディア
- 直線,曲線を組み合わせた抽象的文様。直線による併行文,格子,市松模様,卍(まんじ)崩し,菱文(りょうもん),曲線による波状文,渦巻文,輪つなぎ…
解析幾何学 (かいせききかがく) analytical geometry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 幾何学は平面および空間における図形の性質を考察するが,この取扱いに二つの方法がある。一つはユークリッドによる古典的方法で,公理や公準と呼ば…
射影幾何学 (しゃえいきかがく) projective geometry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 射影という対応によって不変に保たれる図形の性質(射影的性質)を主として研究する幾何学。その起源は,ユークリッド空間の射影的性質を研究した17…
擬似幾何学 ぎじきかがく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アフィン幾何学 アフィンきかがく affine geometry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 擬似幾何学ともいう。一般的にいえば,アフィン空間の中で構成される幾何学のことで,F.クラインが,『エルランゲン目録』において主張した立場によ…
いそう‐きかがく(ヰサウ‥)【位相幾何学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 位相写像によって不変な、幾何学的図形の性質や、連続写像自身の性質を研究する、連続の幾何学。狭義の位相数学。
だいすう‐きかがく【代数幾何学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 代数曲線、代数曲面などを研究する数学の分野。古くは幾何学の一部門と見られていたが、現今では代数学の一部門と考えられている。〔数学…
きかがくえんしゅう【《幾何学演習》】
- 改訂新版 世界大百科事典
けいさんきかがく【計算幾何学】
- 改訂新版 世界大百科事典
射影幾何学 しゃえいきかがく projective geometry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 射影対応(射影変換)によって不変な図形の性質を研究する幾何学である。たとえば、「いくつかの点が同一直線(または平面)上にある」は射影的に不…
geométrico, ca /ʒeoˈmεtriku, ka/
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(ポルトガル語・日本語の部)
- [形]幾何学の,幾何学的なfigura geométrica|幾何学的な形.
sólid geómetry
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- 立体幾何学,空間幾何学.
解析幾何学 かいせききかがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 座標系を用いて図形を数式で記述し、代数的計算によって古典幾何学の問題を処理する手法をいう。これは用いられる手法に対する名称であって、ユーク…
ひ‐ユークリッドきかがく【非ユークリッド幾何学】
- デジタル大辞泉
- ユークリッド幾何学の平行線公理を、他の公理に置き換えて体系化した幾何学。ボヤイ=ロバチェフスキー幾何学(双曲幾何学)・リーマン幾何学(楕円…
アフィン幾何学【アフィンきかがく】
- 百科事典マイペディア
- 擬似(ぎじ)幾何学とも。アフィン空間の性質を研究する幾何学。またアフィン変換によって変わらない性質を研究する幾何学ともいえる。アフィン幾何学…
総合幾何学【そうごうきかがく】
- 百科事典マイペディア
- 座標を用いず図形そのものを図形的操作により研究する幾何学。解析幾何学の対。いわゆる初等幾何学はこの方法による。
射影幾何学【しゃえいきかがく】
- 百科事典マイペディア
- 射影により不変に保たれる図形の性質(射影的性質)を研究する幾何学。デザルグとパスカルに始まる。射影を特殊化することにより,アフィン幾何学・…
ge・o・met・ric, ge・o・met・ri・cal /dʒìːəmétrik//-rikəl/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]1 幾何学(上)の,幾何学の原理による.2 〈模様などが〉幾何学的な.(a) geometric design幾何学模様2a 〔しばしばG-〕《美術》(古代ギリシャ…
エルランゲン目録 えるらんげんもくろく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1872年、ドイツの数学者クラインがエルランゲン大学哲学部教授に就任するに際して発表した研究プログラム。クラインは「最近の幾何学研究に関する比…
geomètrico
- 伊和中辞典 2版
- [形][複(男) -ci]幾何学(上)の, 幾何学的な progressione geometrica|等比数列. geometricaménte geometricamente [副]幾何学で, 幾何学的に.
ロバチェフスキー(Nikolay Ivanovich Lobachevskiy)
- デジタル大辞泉
- [1793~1856]ロシアの数学者。ユークリッド幾何学の平行線の公理を否定し、非ユークリッド幾何学を創始した。著「幾何学の新原理」「平行線理論に…
ユークリッド幾何学【ユークリッドきかがく】
- 百科事典マイペディア
- ユークリッドが《幾何学原本》で体系づけた幾何学。彼の公理,公準は後にさらに整理され,ヒルベルトが結合・順序・合同・平行・連続の諸公理に基づ…
平面幾何学 へいめんきかがく plane geometry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一つの平面上にある図形の性質を研究する幾何学を平面幾何学という。もしその研究の方法として解析的な方法を利用すれば,それは平面解析幾何学と呼…
リーマン‐きかがく【リーマン幾何学】
- デジタル大辞泉
- 非ユークリッド幾何学の一。リーマンにより創始された多次元の幾何学。曲面を二次元の変形と見なし、曲面上の幾何学を多次元に拡張したもの。
リーマン‐きかがく【リーマン幾何学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 非ユークリッド幾何学の一つ。ユークリッド幾何学の平行線の公理の代わりに、平行線が一本も存在しないという命題を公理とする幾何学を…
幾何学原本【きかがくげんぽん】
- 百科事典マイペディア
- 《ストイケイアStoicheia》。《原論》とも。ユークリッドが書いた数学書。13巻。ギリシア数学の成果を集大成し,論理的に体系づけたもので,平面幾何…
球面幾何学【きゅうめんきかがく】
- 百科事典マイペディア
- 球面上の図形を研究する幾何学。非ユークリッド幾何学の一つ。たとえば球面上の2点間の最短距離の道(ユークリッド幾何学の線分に相当)は2点を通…
微分幾何学【びぶんきかがく】
- 百科事典マイペディア
- 微分・積分の方法を用い曲線・曲面の性質を研究する幾何学の一分科。19世紀初めガウスが体系化。リーマン幾何学はその重要な一部門。現代数学では,…
きかがくもん【幾何学文】
- 改訂新版 世界大百科事典