「アートマン」の検索結果

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アートマン ātman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
サンスクリット語で,我 (が) と漢訳される。元来「気息」を意味したが,転じて生気,身体,さらに自身の意味になり,哲学的概念としては自我,自己…

アートマン

精選版 日本国語大辞典
〘名〙 (ātman) インド哲学の用語。聖典リグベーダでは「自分」「身体」「呼吸」を意味し、次いで人間の「本性」「自我」を、さらに物一般の「本質」…

at・man /άːtmən/

プログレッシブ英和中辞典(第5版)
[名]《ヒンズー教》1 アートマン(◇気息;生命の原理).2 アートマン(◇梵(ぼん)・我・個我).3 宇宙我,大我.[サンスクリット]

ネーティ・ネーティ neti, neti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インド哲学用語。「しからず」という意味。アートマン (本来の自我) の不可説であることを表現したウパニシャッドに出てくる言葉。『ブリハッド・ア…

スレーシュバラ Sureśvara

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]720頃[没]770頃インドの哲学者。ベーダーンタ学派に属し,過去のインド最大の哲学者といわれるシャンカラの4人の高弟の一人。彼は無明の本質につ…

スークシュマ・シャリーラ sūkśma-śarīra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インド哲学用語。微細身と訳される。ウパニシャッドで,人の臨終時にはアートマン (我) が肉体を出て行くに従って,プラーナ (生気) および生活機能…

アートマン ātman

改訂新版 世界大百科事典
サンスクリット語で,インド哲学において自我をあらわす術語。〈我(が)〉と漢訳される。原義については諸説がある。しかし,本来は〈呼吸〉を意味…

ヤージュニャバルキヤ Yājñavalkya

改訂新版 世界大百科事典
古代インドの哲人で,ウッダーラカ・アールニの弟子と伝えられる。生没年不詳。《ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド》などの初期のウパニシ…

般若 はんにゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
サンスクリット語 prajñāの音写。仏教用語で「智慧」の意。般若の概念は,古くウパニシャッドにアートマンが智慧 (般若) の塊として説かれ,智慧から…

ヤージュニャバルキヤ やーじゅにゃばるきや Yājñavalkya

日本大百科全書(ニッポニカ)
生没年不詳。インド哲学、ウパニシャッドにおいてもっとも有名な思想家。ほぼ紀元前750~前700年の人。『ヤジュル・ベーダ』の一種である「白ヤジュ…

ビシシタ・アドバイタ Viśiṣṭ-ādvaita

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インド哲学の一派,ベーダーンタ学派中の一学系。ブラフマンとアートマンとはただちに同一ではないとするので,制限不二論といわれる。この論の唱道…

アートマン あーとまん Ātman

日本大百科全書(ニッポニカ)
「個体の本質」を示すインド哲学の術語。「我(が)」と訳される。原義については諸説あって一定しないが、『リグ・ベーダ』以後の文献においてしだい…

ウパバルシャ Upavarṣa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
5世紀頃のインドの哲学者。ベーダーンタ学派の初期の理論家。『ミーマーンサー・スートラ』『ブラフマ・スートラ』『サンカルシャナ編』に簡潔な注を…

アートマン ātman

山川 世界史小辞典 改訂新版
インドのウパニシャッド哲学の概念。本来「気息」を意味したが,自己,人間存在の根本原理を表すものとなった。これに対する認識,これと宇宙の根本…

アートマン ātman

旺文社世界史事典 三訂版
ウパニシャッド哲学において,個人の本体を表す語で,「我」と訳す人間存在の不変の本質であり,ブラフマン(梵)と究極的に一体化すると考えられた…

ブラフマン Brahman

旺文社世界史事典 三訂版
サンスクリット語で宇宙の根本原理の意。梵と訳されるウパニシャッドではブラフマンと,人格的最高原理であるアートマンの一致を説いている。

ぼんが‐いちにょ【梵我一如】

精選版 日本国語大辞典
〘名〙 宇宙の原理の梵(ブラフマン)と個人の中心の我(アートマン)が同一であるということ。インドのウパニシャッド哲学の中心をなす思想。

ブラフマン(〈梵〉Brahman)

デジタル大辞泉
インドの正統バラモン教思想における最高の理法。宇宙の統一原理。万有の根本原理。梵ぼん。→アートマン

イーシャー・ウパニシャッド Īśā-Upaniṣad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
古ウパニシャッドの一つ。前 500年頃成立。『白ヤジュル・ベーダ』に所属する。アートマンを一種の主宰神とみなして説いている。

有 (う)

改訂新版 世界大百科事典
ウパニシャッドの思想家ウッダーラカ・アールニによれば,この宇宙ははじめ〈有sat〉のみであったが,それがみずからの意思で火を,火は水を,水は食…

ヤージュニャバルキヤ

百科事典マイペディア
古代インドの哲学者。生没年不詳。初期ウパニシャッドに見え,ウッダーラカ・アールニの弟子とされる。アートマンの主体性と不可認識性を説いた。→関…

ぼんが‐いちにょ【×梵我一如】

デジタル大辞泉
インドの哲学書ウパニシャッドに代表されるバラモンの根本思想で、宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と個人の本体であるアートマン(我)とは同…

アートマン

百科事典マイペディア
インド哲学の重要な概念の一つで,我(が)の意。元来は〈気息〉を意味したが,転じて〈生気〉〈生命〉の意となり,哲学的には〈自我〉〈霊魂〉を意味…

我慢 がまん ātmamāna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
仏教でいう7つの慢心の一つ,また4つの根本的な煩悩の一つ。自分のなかに,我 (アートマン) またはわがものがあると思う誤った見解。また心おごる煩…

ブラフマン

精選版 日本国語大辞典
(Brahman)[1] 〘名〙 インドのバラモン教思想で説かれる宇宙の根本原理。もとは、聖典ベーダのことば、およびそれが持つ呪力を意味した。自己の主体…

ニンバールカ

百科事典マイペディア
14世紀ころのインドの哲学者。生没年不詳。主著たる《ブラフマ・スートラ》注釈ほかで,クリシュナ=ラーダー崇拝を基礎づけるとともに,ブラフマン,…

アートマン(〈梵〉ātman)

デジタル大辞泉
《我がと訳す》インド哲学用語。もとは呼吸の意味。次いで自我・霊魂を意味するようになった。のちにウパニシャッド哲学では、宇宙原理ブラフマン(…

不一不異説 (ふいつふいせつ)

改訂新版 世界大百科事典
インド哲学の主流であるベーダーンタ学派で主張された伝統説の一つ。サンスクリットではベーダーベーダバーダbhedābhedavādaという。ベーダーンタ哲…

梵我一如【ぼんがいちにょ】

百科事典マイペディア
自然的世界の根本原理であるブラフマン(梵)と,人格的な自我の原理であるアートマン(我)との本体が同一無差別であるという思想。インド哲学の中…

シャンカラ Śaṅkara 生没年:700ころ-750ころ

改訂新版 世界大百科事典
中世インドの宗教家,哲学者。ベーダーンタ学派の中の不二一元論派の開祖。伝説によれば,南インド,ケーララ州のカーラディでナンブーディリという…

マナス manas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
サンスクリット語で心のこと。漢訳仏典では意と訳される。『リグ・ベーダ』では不滅の霊魂を言い表わす語であった。バイシェーシカ哲学ではマナスは…

ウパニシャッド(〈梵〉Upaniṣad)

デジタル大辞泉
古代インドの宗教哲学書。ベーダ文献の最後の部分なので、ベーダーンタ(ベーダの終わり)ともいう。宇宙と人生を支配するブラフマン(梵)とアート…

が【我】

精選版 日本国語大辞典
〘名〙① 仏語。人間の個体全体。また、その個体の中心生命。存在の構成要素としての実体。⇔無我(むが)。※法華義疏(7C前)譬喩品「其身長大、譬二…

ムンダカ・ウパニシャッド Muṇḍaka-Upaniṣad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インドのウパニシャッド文献群のうち主要なものの一つ。前 350~300年頃成立。3編に分れ,各編が2章から成る。第1編ではブラフマンを知るための準備…

が【我】[漢字項目]

デジタル大辞泉
[音]ガ(呉)(漢) [訓]われ わ[学習漢字]6年1 自分。自己。「我田引水/個我・自我・彼我・忘我・没我」2 自分本位。ひとりよがり。「我…

ナチケータス Naciketas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インドのベーダ聖典における重要な登場人物。『タイッティリーヤ・ブラーフマナ』にも出てくるが,『カータカ・ウパニシャッド』には,ナチケータス…

ブラフマン brahman 梵(ぼん)

山川 世界史小辞典 改訂新版
インド哲学の概念。ヴェーダ讃歌およびその神秘力をさし,そこに宗教的・魔術的意味を持たせた。ウパニシャッドでは宇宙の最高原理となり,アートマ…

ドラビヤ dravya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インド哲学用語。物または実体の意。初めは単に個物を意味したが,文典家の間では類であると説かれ,さらにブラフマンそのものを意味するようになっ…

ブラフマン brahman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
インドの正統バラモン教思想における最高原理。梵と漢訳される。もとはベーダの賛歌,祭詞,呪詞,さらにそこに内在する神秘力を意味したが,ウパニ…

ウパニシャッド【優婆尼沙土】

精選版 日本国語大辞典
〘名〙 (Upaniṣad)⸨ウバニシャット⸩ 古代インドの哲学書の一群。バラモン教の聖典であるベーダに付属する。長い期間にわたってつくられ、数が非常に…

無我 むが nairātmya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
仏教用語。バラモン教で主張するような我 (アートマン ) ,世間で我として解されるような実体はないという主張。「諸法無我」と用い,三法印の一つ。…

山崎博 (やまざき-ひろし)

デジタル版 日本人名大辞典+Plus
1946- 昭和後期-平成時代の写真家。昭和21年9月21日生まれ。日大を中退しフリーの写真家として活動。実験映画の製作にもかかわり,昭和44年粟津潔「…

ボート‐マン

精選版 日本国語大辞典
〘名〙 (boatman ボートメンは複数形) ボートの漕ぎ手。漕手。また、ボート競技に参加する人。※コブシ(1906‐08)〈小杉天外〉前「『此の際、校長を…

ハートマン

百科事典マイペディア
米国の批評家。H.ブルームらとともにイェール脱構築批評(ディコンストラクション)派を形成。現象学,解釈学に基づいて,ロマン派をはじめとする詩…

ニンバールカ Nimbārka

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
13~14世紀頃のインドの哲学者。ベーダーンタ学派の立場に立って『ブラフマ・スートラ』に注釈"Vedānta-pārijāta-saurabha"を著わした。ブラフマンと…

ケーナ・ウパニシャッド Kena-Upaniṣad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
古代インド初期 (前 500頃) 成立のウパニシャッド文献群の一つ。『サーマ・ベーダ』所属。『タラバカーラ・ブラーフマナ』に含まれジャイミニ派に属…

ブラフマン ぶらふまん Brahman

日本大百科全書(ニッポニカ)
「宇宙の最高原理」を示すインド哲学の術語。「梵(ぼん)」と訳され、とくにウパニシャッド文献およびベーダーンタ学派において重視される概念である…

ラマナ・マハルシ Ramaṇa Maharṣi 生没年:1879-1950

改訂新版 世界大百科事典
近代インドの神秘主義者。南インド,マドゥライ近郊の中流のバラモンの家庭で,弁護士の次男として生まれたごく平凡な子どもであったが,17歳のとき…

ベートマン・ホルヴェーク べーとまんほるぶぇーく

日本大百科全書(ニッポニカ)
→ベートマン・ホルウェーク

ホルウェーク ほるうぇーく

日本大百科全書(ニッポニカ)
→ベートマン・ホルウェーク

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