ずかずか(読み)ズカズカ

デジタル大辞泉 「ずかずか」の意味・読み・例文・類語

ずか‐ずか

[副]《古くは「づかづか」とも表記》遠慮なく乱暴に入ったり近寄ったりするさま。「ずかずか(と)上がり込む」「他人の心にずかずか(と)入り込む」
[類語]どかどかぞろぞろどやどやわんさわんさどっとどすどすどしどしどたどたつかつかのこのこすたすたてくてくしゃなりしゃなりえっちらおっちらとぼとぼよちよちとことこすたこらすたこらさっさひょこひょこのそのそちょこちょこ

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精選版 日本国語大辞典 「ずかずか」の意味・読み・例文・類語

ずか‐ずか

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる。古くは「づかづか」とも表記)
① 鋸で物を切る音などを表わす語。
※虎明本狂言・連歌盗人(室町末‐近世初)「『このやうな時のためじゃと思ふて、のこぎりをもってきた〈略〉さあらばきらふ』 づかづかと二つきるまねする」
② ためらわないで、遠慮なく事を行なうさまを表わす語。
咄本・当世手打笑(1681)一「独の者、落て有ぞとて、づかづかと立より、とらんとしたれば」
※浄瑠璃・万戸将軍唐日記(1747)二「サアづかづかと言うた言うた」

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